第2話 休み時間のおわり 放課後のあと

 休み時間が終わってもあいつは戻らなかった。


 あいつがいつも一緒に遊んでいる奴らも知らないらしい。

 教室は戻ってこないあいつのことでざわざわしていた。

 しばらくしたら先生が来て、あいつは早退したと言った。急に具合が悪くなったんだそうだ。


 嘘つき。

 給食オカワリ二回したってなんでもないあいつがそんなしおらしい早退のしかたをするものか。

 どうせなら電柱に登っててうっかり落ちて腕を骨折したとか言えば少しは信じられるのに。


 そのまま学校に来ない日が数日続いて、あいつは転校した。


 みんな色々な噂をした。

 神隠しだとか、誘拐されたんだとか、親がとんでもない事件に巻き込まれたんだとか。


 しばらくあいつのことは生徒たちの噂の的だった。そしてだんだん噂に尾ひれがついて、本当のことは何一つ残らなかった。

 先生はどう思ったかわからない。

 でも私は、

 あいつは魔法使いで、使っちゃいけない魔法を使ったんだと思った。




 私が小学生の時に起こった、通称『江河六小神隠し事件』がそれ。


「なんの魔法なんだろね」

 私は机に頬杖をついて、誰にも聞こえないように小さくうめいた。


 現在私は高校一年生。

 今は朝のHRで、転校生が紹介されていた。

 鋭くて大きな目。小綺麗に短くしたカットの髪は、日が透けて黒にグレーが混じる不思議な色合い。

 うちの学校のあまり格好良いとはいえないブレザーを着て、澄まして胸を張っている。


 忘れるはずがない。

 あいつだ。

 黒板に書かれた名前はあいつの名前とは違ったけれど、あの顔は全然変わっていなかった。

 私は自己紹介をするあいつをずっと睨んでいた。

 しかしあいつは教室のどことも知れない中空あたりを見つめたままこちらに一瞥もくれなかった。

 終始気付いた様子も無く、先生が指示した席に普通に座った。


 その席というのが教室の一番後ろ。

 私の左隣なのだから笑うしかない。

 笑いませんが。

 教室はざわついて、授業が大分難しい新しい場所に入るまでしばらく静まらなかった。

 私も教室が静かになるまでつとめて隣を無視していた。

 でも気になる気持ちは抑えられなくて、周りがノートと黒板に集中する隙をねらってちらりと隣をうかがった。

 案の定目が合った。

 あいつもこっちを見ていたらしい。


「ひさしぶり、魔法使い。偽名バレバレだからね」

 出来るだけ嫌味に言ってやった。

 もちろん小声で。


 あいつは目を丸くした。

 さあ、どんな風に答えるだろう。

 わからないフリするんだろうか。誰のことだ、とか。


「なんだ。わかってたのかやっぱり」

 ニコっと笑いやがった。

 私は何故か胸にどしんと重いものが乗ったような気がした。

「転校生は目立つからさ。あとで」

「……」

 私は平静を装って前を向いて黒板を見つめた。

「おーーい、聞いてるか?」

 聞いてない。

「終わったら屋上に来てくれ。鍵はあけとく」

 屋上なんて鍵がかかってて生徒は入れないの知らないのか。

 それとも、ああそう。

 本当に魔法使いなわけだ。

 どんどん腹が立ってきた。久しぶりの一言も、急に消えてごめんも無いんだと思うとむかむかした。

 それで、後の時間はずっと隣を無視していた。

 珍しい転校生にみんなが休み時間ごとに何か言いに来たけど、私は意地でもあいつを見なかった。

 言いたいことは後でまとめて言ってやる。






 屋上の鍵は開いていた。


 スッと抵抗無く開いたドアを大きく開けかけて一瞬ためらい、やがてやっぱり開いて屋上に出た。


 午後5時少し。

 部活が無ければ他に委員会や用事でも無い限り生徒はもう校内に居ない。

 現に私がここまで登って来るのを見咎める者は居なかった。

 転校生のあいつに周りの目を振り切って一人で屋上に上がる隙はあったんだろうか。

 いや、もう中学生や小学生じゃないんだ。

 みんな転校生ごときにそこまで盛り上がれるほど子供じゃない。


 それに、と思った。

 あいつは魔法使いだ。

 本気なら誰にも見られずここまで来ることくらいわけないはず。


 屋上は打ちっぱなしのコンクリート製で、長年の雨風で端に溜まったらしい砂と落ち葉の山からは青々とした雑草が生えて風になびいていた。

 四方が空に覆われているのを別にすれば、ほとんどどこかの寂れた空き地。

 この場所が学校の一部と思えないほどだった。まるで異空間。

 そう思うからか、目の前の景色が周囲の町並みよりやけに生き生きとして特別なものに見えた。

 この屋上には下と違う風が吹いているように。

 傾いた日の光がコンクリートに反射して、夕暮れの世界に金の輝きを添えていた。

 どこまでも静かで、遠くの方で車の音が僅かに聞こえるばかり。見た限りそこには誰も居ないようだった。


「出て来なさいよ。居るんでしょ? それとも怖くて逃げた?」

 割りと大きな声を張り上げたと思ったのに、意外に声は空に吸い込まれて遠くまで届いたという手応えがなかった。

「そーゆーとこ、変わってねーな」

 ぱっと振り向くと、あいつが居た。

 あいつは私が今出てきた屋上の、ドアのある建物の真横から顔だけ突き出して私を見ていた。

 目が合うとニヤリと笑い、建物の影から出てくるりとこちらへ向いた。そしてゆっくり歩いてきた。

 二人の距離は3mかそこら。あいつはそこで止まった。

「そーゆー根性悪いところ変わってないね」

 私はやり返した。

 腕を組んで、あいつを真正面から睨んだ。

「で、どういう話をしてくれるの」

「そう怒んなよ」


 あいつは困った顔で言った。

「なんつ~か……。ごめんな」

 えっ。

 まさか、今、謝ったの? あいつが。


「いきなり転校したこと怒ってたんだろ? 悪い。……俺も皆にもう一度ちゃんと会ってサヨナラ言いたかったんだけどさ、もうどうにも動けねーくらい体調悪くなっちまって」

 私は呆然とそれを聞いていた。

 軽い言葉だけど目は真剣で、全然冗談の口調でないのはよくわかった。

「じゃ、先生が言ってたのは本当だったんだ」

 健康上の理由で本校から転校します。と、当時誰も信じようとしなかった言葉が心をよぎる。

「なんか、あの年じゃ使うのは無理な魔法だったらしくて」

 一気に反動が出たんだな~、とか、あいつは続けた。


「魔法は本当だったの!?」

 あいつは似合わない渋い笑みを浮かべて肩をすくめた。

「ああ」

「……バカ!!」

 訳の解らない怒りが込み上げてきて、私は怒鳴った。

 夕暮れは日々遅くなっていく。昨日よりも遅い夕日に私もあいつも全身茜色だ。

「何でだよ!」

「わかんないけどバカっ!」

 ライバルが居なくなった学校がどれだけぽっかり寂しいところになるのか分かってるの?

 席替えの後、机もなくなり、ロッカーの名札も剥がされたこととか。

 出席簿に空欄ができたこととか。

 斜め後ろを見ても、生意気な視線が返ってこないこととか。


 全部言いたかったけど言えなかった。

 あいつなんかのことを意識してるみたいで嫌だった。


「そんな身体壊すような魔法をショボいことに使ってんじゃない!」

 あいつは苦笑いした。

「魔法なんて使えると思ってなかったし、使ったとも思ってなかったんだ。あのときは」

「なにそれ……」

「今はあれが魔法だったって分かってるけど、あのときは別にそうしたつもりじゃなかった」

 一拍おいたあいつの髪を、涼しい風が撫でる。

 あいつはふと視線を泳がせ一瞬迷ったように見えた。

「だって、わりーけど俺お前にムカついてたから」

 カッと頬に血が昇り、私は怒鳴りかけたが。


 ……考えてみたら私もアイツに対して同じ感情を抱いていたはずだと気付いた。

「そんなの私も同じだし」

「……うん。お前いつもさ、作文とか手抜きしてただろ。先生や大人の好きそうなことばっか書いて、自分の本当全然書かねえし」


 私は黙って目をそらした。

 まさか、よりによってあいつに見抜かれているなんて思わなかった。

 急に後ろめたい気持ちがじわじわ足元から這い登って来て、私の胸を冷たい腕で抱きすくめる。

 あのときの私が大人の心理を読みきったと思って得意になり、褒められてちょっとした優越感に浸っていたことや、本当は周りの友達たちを心のどこかで下に見ていたことがあいつには筒抜けだったのかと思うと恥ずかしかった。

「あの時、今回もそうなのかよ。って思った」

 あいつは制服のポケットからガサガサと畳んだ紙を取り出した。

「これ、俺のとこにいつの間にか戻って来てた」

 見えない糸に吊られるようにして腕が上がり、私の手はその紙を受け取った。

 広げなくてもわかるうす茶色の枠線と、荒々しいへたくそな文字。紙に触れている指先からあのときの気持ちが吹き上がって来るようだった。

 ……見たい

「お前の本当を引きずり出してやろう、とか思っててさ」

 目線で問うと、あいつは小さくうなずいた。


 私は4つ折の原稿用紙を広げた。


 桝目を無視した巨大な文字が勢い良く、原稿用紙からはみ出さんばかりにして全面にのたくっている。



『魔法があるとしたら』


 書き出しは全員同じ言葉で始めるように決められていた。



 魔法があるとしたら

 それはあいつがおれをみて

 わらうこと

 おこること

 おれがあいつをみて

 わらいかえして

 いいかえす

 あいつのあらゆるかおの近くにいたい

 同じだけいろんなかおをかえしたい

 できればたくさん、えがおがあるといい

 あいつのほんとの心からのかおを見たい

 いつものつくり顔じゃなくて

 たとえばおれがあいつをすきだと言ったら

 あいつがめをまるくして

 それからわらう

 うれしそうに


 そんな魔法があれば。



 私はばちんと音がするほど勢い良く原稿用紙を閉じた。

 今見たものが信じられない。

 どこか見間違いをしていないか。

 いや、落ち着いて。

 これはもう小学生だったころのただの作文なんだから。

 必死に心の中で自分自身に言い訳をつぶやく。

 浮かびそうになる一つの結論を押さえつけるために。

 あいつが今どんな顔で私を見ているのだろうと思うと顔も上げられなかった。


「こ……これ!」

 やっと言った言葉はそれだった。


「もしも魔法が、なんて考えるの……、人間だけなんだよな」

 声が遠い。


 思い切って顔を上げると、あいつは校庭側のフェンスに両肘を乗せて向こうを見ていた。

 私からはその後ろ姿だけが見えた。

「俺も甘かった。口に出さずに心を伝えたいなんて、たとえ魔法でも無理なんだ。

 言いたいことは声に出さなきゃいけなかった。あのときはアホだったからそんなことも分かってなかった。……だからただの作文が変な魔法になった上に反動で思いっきり身体壊したんだってさ」

 その声に動揺したり後悔している様子は欠片も無くて、私はもっと混乱した。


 なんで今あんなの見せたんだろう。

 確かにあの時の真相は知りたかったけど、これって告白?

 でももう小学生の時の作文だし、今は何とも思ってないかもしれない。

 なんて言えば良いんだろう。

 言葉は次々に浮かんでは消え、喉の奥で熱く固まりになって息をふさぐ。

 頭が真っ白だった。


「なんて顔してんだよ」

 あいつがこっちを見て、肩越しに笑った。

「ガキん時の作文だろ?」

 その言葉に、がっくり力が抜けた。

 そうか、今は違うのか。

 やっぱり、と思うのと同時にどこかすっきりして、私はあいつの隣に歩いて行った。

「今でも魔法使いなわけ?」


「ん?」

「今も魔法使えるのかって聞いたの!」

「当たり前だろ!」

 あいつは楽しそうにうなずいた。

 背が伸びて大人びたくせに、笑顔は全然変わらない。

「久しぶりに見るか?」

 うなずく間もなく、あいつはサッと右手を空に振り上げた。

 燃えるような夕焼け空に向かってあいつの腕が黒く濃く浮かび上がって見えた。

 その手を勢い良く横へひと凪ぎした。

 軌跡がキラキラ銀の光となって大気を飾る。

 魔法の呪文も奇妙な図形も、どうやら必要無いらしい。


 私は妙に落ち着いて見ていた。

 あいつの手で空に描かれた銀の光は、その手を離れても輝きは空に残り続けた。

 そして、紙の端から燃え広がる炎のように、ぶわあっと目の前の空いっぱいに輝きが広がった。

 炎はなめるように燃やすものの形をなぞる。その性質そのままに、銀の炎は夕焼け空に巨大な輪郭を描き出した。


 初めはなんだかわからなかったが、細部が見えてくるとその正体が私にもだんだん想像がついてきた。


 赤紫色に染まる空。

 雲はひと足早く深い群青色に沈み、夜の訪れを待っていた。

 学校の校舎と、その屋上には湿り気を帯びた風が吹いていた。

 屋上の2、3m上の空中に銀の鯨めいた巨大な金属の塊が威圧感たっぷりに浮いていた。

 あまりにも美しい流線型。思わず目を奪われる。

 全体的に輝く銀色で、窓やライトのようなものは一切無く、つるんとしていた。

 後部には適度な緊張感と流れを宿した水平なテイルがあり、胴体らしき所には横に張り出した胸ヒレみたいな小さなウイングまでついている。

 全体どこをみても金属をつなぎあわせた跡がなく、一つの巨大な金属の塊から削り出したかのようだった。

 耳を澄ますと、かすめていく風たちの小さなうなりが聞こえた。

 大きな生き物がこっそり息を潜めているような感じがして、それがますます生物っぽさをかもしだしていた。


 今にもその流線型の身体をひねって空を滑り出しそうな。

 ドキドキした。

 今見ているものは本当に本物なのか、もしかして夢かもしれない。……あいつが転校してきたところから、全部。


 夢でもかまわない。寄せてくる静かな空気の波にシャツの襟が翻る。


 これは、アレだ。絶対にアレ!


「宇宙船……?」

「当たり」

 あいつは私を見た。いたずらっぽくキラキラしてるその目に私が映る。

 私はもう一度宇宙船に目を戻した。

「魔法で出したの?」

「いや、これは今朝乗って来たんだ。……消す魔法を解いただけ」

 ということは何?この凄いものは朝からずっと学校の屋上に浮いていたってこと?

 魔法使いだなんてファンタジーかと思ったら今度はSFで宇宙船?

 まるでおとぎ話。

 私は笑った。楽しくて嬉しくて。

 私の笑い声につられたように、あいつも笑った。少しはにかんだようなその私より低い声。


「違法駐車」

 冗談ぽく軽く咎めるように言ってやった。

「空に料金メーター置いてくれたらちゃんと金払って停めるさ」

 私は空中のあちこちに四角い機械の箱が浮いていて、駐車時間をカウントするところを想像した。あまりにシュールだ。

「空に料金メーターがあるのは嫌だなぁ」

「俺も」

「凄い今さらだけど、ねえ、本当に何なの?」

 本当に今さらだな、と言ってあいつは苦笑した。

「魔法使い兼高校生兼宇宙船マスター……じゃダメか?」

「違う」

 私は宇宙船からの透き通った白い光の中で笑って、あいつを見上げた。

 そうか、見上げなければならないくらい背が伸びたのか。

 あいつはどういうことだよ、という顔でこちらを見ている。

 この作文を書いたときの気持ちは本当だったの?

 それで、今は……どうなの?


「名前。小学生の時のと、どっちが本物?」

「今のだよ。一色真緒いっしきまお。ガキのときのはばあちゃんの苗字使ったんだ」

 私は何を聞いてるんだろう。

 聞きたいのは、本当はそんなことじゃなかったのに。

「そっか」

 だめだ、聞けない。

「やっぱ羽田はその方がいいな」

 言いながら、あいつはひらりとフェンスの上に飛び乗った。

「すました顔で大人好みのニセ作文書いてた優等生より、今のが絶対」

 消えていた焦りが一気に戻ってきた。

「なに……それ」

 何を言ってるの。それって?

「送るよ」

 あいつが急にそっぽを向いた。

 フェンスの上に立ったあいつは後ろ姿で、その表情は見えなかったけど。

 顔を背ける前の一瞬、あいつの頬が赤かった。


「……」

 嬉しかった。

 もっとドキドキしていたかった。

 答えを焦ってしまったらこの空気が消えてなくなってしまいそうで、私は焦って答えを求めるのをやめようと思った。

「ありがと。どうやって乗るの?」

 それにしても宇宙船で学校に来るなんて、月にでも住んでるの?

 お父さんお母さんももしかして魔法使いとか?

 転校してから今までどうしてたの?

 食べ物は何が好きで、何が嫌いなの?


 聞きたいことが沢山胸の中から湧いて来た。

 でも、これから一つ一つ知っていきたいと思った。チョコレートの包みを開けるみたいにして。

 同じクラスだし、隣の席だし、できるよね。


 あいつは空に浮く宇宙船に向かって合図した。「鏡鯨!」それが宇宙船の名前なのだとしたら、はまりすぎだった。


 あいつが声をかけたとたん、銀色の巨大な宇宙船の身体のあちこちに一斉にライトが灯った。

 銀色の頭から尻尾まで、流れるように一列の青いライトがぱあっと点滅する。

 目があるべきところにはカッと一段まばゆい光が輝いた。

 ……目を覚ましたんだ!


 びっくりする私の足元から、滑らかな胴体に開いた光のドアまで白い光の階段が伸びる。

 すごい、私今SFの物語の中に居る。

 あいつがフェンスから光の階段に飛び移り、早く来いよと言った。

「中もおもしれーんだぜ!!」

「期待はずれだったらバカにしてやる」

「どうぞ。絶対に驚く」

 私は階段を駆け上ってあいつの肩をどんっと押した。

「うぉわっ!?」

「ほら、案内してよっ!」

 よろけたあいつの背中をそのままぐいぐい押しながら、私とあいつは宇宙船に乗り込んだ。


 私は魔法にかけられた。

 今この瞬間じゃなくて、多分原稿用紙から飛び出した青い竜が私に向かってにやりと笑ったあの時に。

 ……いや、もしかしたら、もっと前からかもしれない。

 あの時の作文を書き直したいと思った。

 今ならもっと素直な文が書ける。


 魔法があるとしたら。

 微妙な言い回しだ。本当なら魔法が『使える』としたら、とか、魔法がある『世界』だったら。と言うべきだ。

 このテーマは実は魔法のありかを聞いていたんだ。


 魔法があるとしたら、どこにありますか?


 魔法があるとしたら、

 と、私は心の中で呟いた。

 それはきっと、自分の心の背中側。

 普段見ていない方向に、あたりまえのもののふりをしてそこにある。


 見つけたらきっと、にやりと笑って世界が変わる。



 おわり。

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魔法のありか みどりこ @midorindora

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