あの子を幸せをただ祈る。真っ直ぐな愛を貫いた青年のお話です。

『大事なのは、入れ物じゃなくって中身』というテーマのもと、思い人・早苗の幸せのために、自分のできる限りの愛情を注ぐ青年・修司の姿を描いた作品です。

相手にふさわしい人間になるための努力、ふられた後、本当の愛とは何かを真剣に考える姿、早苗の人生が一変した後の献身的な振る舞い。
自分で考え、自ら導いた本当の愛の在り方に従い、真っ直ぐであたたかい真心を持ち続けた修司に胸を打たれました。

同級生や妹から茶化されることも多い修司君ですが、彼自身も周囲から愛され、大事にされているんだなと感じました。
そんな修司君だったからこそ、早苗ちゃんのことを大事にできたのだと思います。

心に染みる一作でした。