1話 執着衝動
1樹 という夢を見た
「年齢と名前をいいかな?」
雪の夢それは美白に清く舞い
我が手に触れては儚き消える
「あのさァ…年齢と名前をいいかな?」
これはしつれいだが…
「あなたは、なに言ってるのですか?ナイア教授」
「クククKUゥこれは失礼宿木博士」
同じ
「いやあの子なら年齢と名前のあとに
「さきほどからあなたは、なに言ってるのですか?教授!」
と科学者崩れはケタケタと薄ら笑いを浮かべる。
そうそう話は戻るが
「という夢をみたんだが…あと博士ていわれてもピンとこないな」
飛び級まがいの事がなかったら高校生ぐらいの年齢だろう夜刀浦渋谷の界隈の学園はよくわからん事をしている。表でもそしてもちろん…
「まあねェ裏の裏の暗部でもねえクククKUKUKUKUKUKU!」
ああ、またスイッチ入ったこの狂った輩は…
狂科学者いいや『
そんな狂人めいた境人にワシこと
「ああ、ああ、そうそう、SOUSOU!そのあの彼だっけ?」
綺麗に整った書類は助手でもいるんだろうかあきらかに彼女の書いたものではない。そこにあの彼がいる。
白い肌は
「や・め・て・お・KE…」
ワシは教授のアイスティーを床に捨てると持参した飲み物を飲み干す。
そして同じく床に捨てた薬物反応のリトマス紙が睡眠薬の反応を示していた。
「ぐ…なにを言ってるのですか?」
怒りの感情を読み取ると白衣姉貴風な女性は牛乳瓶の底眼鏡をニタニタと見据え返す。
「ああ、友人からの忠告だよKUKUKU!あれは既に死んでるネエ」
「ああ、葬儀は先月…」
「いやいや、IYAIYA!そうじゃなくてククク…」
そう彼は先月事後にあったらしい…
それを楽しげに語る美女。厚底眼鏡を外せばモデルでも食っていけるレベルのスタイルと美貌だろう。それを歪ませだだ狂気に境気に笑う。
「それで操れるようになったのカネ?」
「ああ、そうですね一定の女をな…」
こんな能力は正直興味がないが、まるで人の不幸は蜜の味、いいや実験対象のようにクククと笑うと何やらカタカタとタッチパネルのタイプ音が診察室風の拷問部屋に木霊している。画面には7枚の研究データとともに色欲と示されたいた。
「なら頑張ってみたまえ
物語の類型か?と思う吐き台詞を発するとビデオチャットの画像は途切れようとしていた。あと数秒、5秒…
「Duh!」
はぁ…不快音
ため息まじりで眼鏡の奥の瞳が不機嫌に細まる音が聞こえる。
まだいたのか?と言わんばりの表情がモニターからうかがえると画面の隅をなにやら見ている。
こやつの助手が帰ってきたのか?いいやなんだこれは?ネット接続のなんやらのトラブルだろうか?
一瞬だが紫の霧ノイズがかかるのが見えたがチャットはそこで終了する。
そして電源が落ちた通信機器と葉間の周りに沈黙が訪れるとワシはため息を吐く。
「さてと…くだらん」
憂さ晴らしに行く。それはペットロス症候群よりも闇が深い足取りで繁華街に向かった。
「ふぅん…」
さすが夜刀浦の繁華街だ学園の近所でもあり可愛い女の子がわんさかいるが葉間は
…くだらん
ナンパしてきた美少女をやんわり丁寧老人のごとく断って無視挨拶してかわす。
普通の女性には彼の能力は効果がない。
「ふう、…くだらん」
何をやってるんだワシは?
ふと見据えると新しく研究室に来た男子学生が目に入る。
こやつの名前はたしか…
ワシは研究室ズボンのポケットから何やら取り出すようにこれを出してみる。
「ふう、男の姿をとってる場合は反応しないか?」
突然に葉間の手にスマホ状のやわらかい物体が現れた。
だがそれにはまだ文字がクソぼやけて可視すらできない半透明の幽霊状になっている。
ようは呪いが能力のように自分だけに可視できるようなっているのだ。
それがスマートフォンのように具現化している。
「女になってないと使えないか?」
女になる…
まあいい…
あの子が欲しい…
雪の夢それは美白に清く舞い
我が手に触れては儚き消える
虚空を見つめているつもりであったが新しく研究室に来た男子学生が女の子をナンパしている所であった。
「まだ女になってないから反応はしませんね」
これが使えないと名前すら表示されないか?
格闘技の経験があるというか達人らしい。高校生なのに道場の師範クラスらしいが
「まああんなのどうでもいい…」
冬雪のようなあの子は女装コスを葉間の前だけに披露してくれた。
女騎士のコスもしてくれて舞うその様
女の子になってくれていた
だがもうあの子はもう…
「うわあ、なんでタライ水が降ってくんだよ!」
格闘男子の頭になんかしらんがドリフめいたタライが落下すると大量の水をかぶった!
「ややべえ!」
彼の変身が始まる!
ぼよよん!と胸が弾け飛び!尻肉が男子学生のズボンをパンパンにさせる!
「うわ、女になっちまった…」
そう彼は水をかぶると女の子になってしまう。
「ちぃこれから可愛い女の子をナンパする所なのに自分が女になってどうすんだよ…」
可愛い女の子の声で年頃の男子高校生風の女性の執着が語られる。
そして上半身裸で筋肉を披露してた所だったから大惨事であった。
突然に乳剥き出しの女の子が出現し格闘悪友どもが鼻血ぶったまげ失神。
「ふう正体がバレなかったよね?」
悩殺した相手の記憶を数秒だが消せるんだな?
「あらみてたのぼうや…」
「あ?れお兄さんがお姉さんに?」
それを中学部だろうか?あどけなそうなウブな男子学生がハアハア失神寸前で喘いでいた。
「ねえお姉さんのおっぱいをもっとぉみてぇ〜」
あまったるい声で赤髪の女性は少年に自らの美乳を見せつける。
自身を抱きしめるような仕草で普通の女性より特大な白いマシュマロが
むにゅ!
最初はふざけでいたつもりであったがだんだんと肉体の性別へと目覚めていくのをこのいっぱい少女は感じてしまっている。
そして乳音ほとばしるとみるみると少年も顔を真っ赤にした!
「よし彼いいや彼女の頭に根が張れましたか?」
そこころにはワシははっきり具現化したスマホ状の機器をタップして情報を読む事ができていた。
むふむふ
名前は清水綾子か…夜刀浦学園の女子高生で水泳部のキャプテン
だがその正体は性転換体質に目覚めた清水亜弥という格闘男子か
「うああ!おっぱいがああ!」
「ウフフかわいいわぁ」
白い見事な双丘の先端がツンツンと尖ると綾子は女の子としての属性をより深めていった。
「ああ!だめ!なんかでちゃうよおお!」
「さあだしちゃいなさいぃ…」
そして不良男子高校生どもと同じように少年もまた鼻血火柱しながら失神し前後の記憶を飛ばすころには完全に根がはれていた…
「くぅん…女てやめられないわん、性別が元男でも関係ないよね…」
関係ありますよ!とワシはつっこみたくなるがなんとか耐えてみる。
そして倒れた獲物に軽くキスをしてオーバーキルすると幼少な個体に一生モノの性癖を与える。
だめですねこれって、こんな刺激をしたらこの子は赤毛の巨乳美女を求めながらおっぱいフェチとして一生をさまようであろうという事すらわかってないのですか?
「まあいい、くだらんがこやつを操ってみるか?」
根を使ってワシはその性転換美少女の意識を読み取てみる事としてみます。
□キャラ紹介
「あなたは、なに言ってるのですか?ナイア教授」
「ふう、さてと…くだらん」
免罪符:色欲
属性:樹
高校生並みの年齢であるがいろいろ訳あって博士の身分の青年
老人のように丁寧で枯れるところがある
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