概要
女の子なってしまった俺が葛藤の末、たどり着いた家族の形。
一つの奇跡-繋いだのは新たな幸せのカタチ。
田島 春樹は35歳、妻子ありのサラリーマン。
休日に馴染みの古本屋で、本をさがしていた。
春樹と店員、そして一人の客しか居ない静かな店に突然、報知器が鳴り響く。
本屋の入る雑居ビルで火災が起きたのだ。
逃げ惑う人の中、春樹はとある部屋で気を失っている少女を発見する。
春樹は女の子を抱え、火傷を負いながらも火災から逃れる事に成功し、救急隊に少女を引き渡したあと、意識をなくしてしまう。。
奇跡的に一命を取り留め、病室で目を覚ました春樹は瀕死の重傷で動き難くなった身体と聞き慣れない声に違和感を覚える。
そして面会に来た嫁の田島 四季と再会し、医師から衝撃の事実を告げられる。
俺はすでに死んでしまい、香川 夏姫という14歳の女子中学生に生体移植
田島 春樹は35歳、妻子ありのサラリーマン。
休日に馴染みの古本屋で、本をさがしていた。
春樹と店員、そして一人の客しか居ない静かな店に突然、報知器が鳴り響く。
本屋の入る雑居ビルで火災が起きたのだ。
逃げ惑う人の中、春樹はとある部屋で気を失っている少女を発見する。
春樹は女の子を抱え、火傷を負いながらも火災から逃れる事に成功し、救急隊に少女を引き渡したあと、意識をなくしてしまう。。
奇跡的に一命を取り留め、病室で目を覚ました春樹は瀕死の重傷で動き難くなった身体と聞き慣れない声に違和感を覚える。
そして面会に来た嫁の田島 四季と再会し、医師から衝撃の事実を告げられる。
俺はすでに死んでしまい、香川 夏姫という14歳の女子中学生に生体移植
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ラノベというより社会派小説
性転換もの(男→女)、しかも女子中学生…。これだけ見るとハーレム物か恋愛物か、という感じですが。
読んでみると奥底に流れる家族愛。家族とはなにか。誰が家族なのか。そも自分は誰なのか。
「自分は春樹なのか、夏姫なのか」この主人公の悩みは人間として根源を揺さぶる恐怖だと思います。自分が何者なのかさえあやふやになり、夏樹という新たな人格を作り出し生きようとしても、春樹の脳の記憶が、夏姫の身体の記憶が邪魔をする。周りにいる家族も本当の家族であり嘘の家族であり。
途中でラノベらしいキャッキャウフフもありますが、本題ではなくむしろキャッキャウフフした自分に自己嫌悪してさらにアイデンティティが揺らい…続きを読む