ライフリング・ゼロ

絶対に変えられないルール。銃口にライフリングが当たり前に存在するのと同じ。
ライフリングが無ければ銃として成立しない。そんな当たり前の不文律が戦場に存在する。
ドラゴンを人間が打倒すことはできない。魔導士の数こそが戦場の優位性を確保する鍵。
そんな不文律が存在する二つの世界が繋がった一つの世界で、圧倒的な優位を持つ敵を相手に抗う存在がいた。
それは長い歴史の中で生まれた英雄の代名詞ライフリング・ゼロ。
だがそんな代名詞もいつしかライフリングが存在しない欠陥銃のような役立たずの代名詞として使われていた。
ポンコツの代名詞として。
だがある少年達によってその代名詞は再び英雄の代名詞として生まれ変わる。
戦場に存在する圧倒的な優位の不文律を覆し、数多の奇跡を成し遂げて行った少年によって。