品のある語り口で綴られる、生々しいリアルな恐怖。

 語り口が品のあるもので、とても読みやすいです。
 そして、実話怪談だからこそ感じられる生々しさ。日常の中で遭遇する、境界線の向こう側にいる存在の息遣いが聴こえてくるようでした。
 故郷を舞台とした牧歌的な群像実話録として見ても、とても面白い作品です。

その他のおすすめレビュー

椎葉伊作さんの他のおすすめレビュー148