いつも想像の斜め上を行かれる展開で、読んでいて飽きません。かと思いきや良いお話は本当に心に響くものがあります。ちょっと心配にもなりますが、これからも良き体験をしながら紡いでいって欲しいです。堪能させて頂きました✨
語り口が品のあるもので、とても読みやすいです。 そして、実話怪談だからこそ感じられる生々しさ。日常の中で遭遇する、境界線の向こう側にいる存在の息遣いが聴こえてくるようでした。 故郷を舞台とした牧歌的な群像実話録として見ても、とても面白い作品です。
実話を依頼して書いて頂いたのですが、その時の光景が鮮明に思い出されました。そして、この小説に出てくるもう一人のいないはずの人物が誰だったのか、最後の結末は何択もあるように想像をかきたてる文章だと思います。