童話を“創る”ための王女と旅人の楽しくも辛くて、だから成長する旅路

キャラクターとエピソードが魅力的な作品です。
いきいきと会話をし、迷う姿もぶつかる姿もリアリティがあります。
本当に彼らは目の前で動いていると錯覚するくらいに。

「ポンコツ言うな!」
という王女・リリィのセリフ、私大好きです。

『童話を創るため、記憶を奪う』
この設定も斬新で、しかし的を得ていると思います。
幾千幾万もの人生があり、それをもとに物語を創るのは、“マンネリ”を防ぎ、一つ一つに輝きを持たせられるはずなのです。

旅のエピソードも一つ一つが素敵で、そして考えさせられ、心に残ります。


童話命の王女・リリィと口が悪いヴェルト。
彼らの旅路を一緒に見届けましょう!

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