星の聖地でもう一度、決意の夜に

内容が想像できないままタイトルに惹かれて拝見したのですが、出だしの一文で一気に想像が広がりました。

周囲を見渡せるようなだだっ広い高原でテントが一つ、夜空を切り取りたい「僕」とそんな僕を連れ出したリョウ先輩。彼女との何気ない会話の中に「僕」の星座に対する想いや先輩の狙いが見え隠れします。

吐く息やカップラーメンの湯気と夜空とのコントラストが想像され、壮大な空間に二人だけの世界を作っている、そんな画が思い浮かびます。

切り取られてしまった僕が、再び動き出すお話です。

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