ハトにパンを

作者 月澄狸

74

27人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

主人公のハトに対する愛を綴ったコメディ。
数話読み進めた時に、ふと思ったのです。
「オチはどうなるのだろう? オレのハト愛はこれからだ! は、投げ出してるような」

まさか、お爺さんが登場してから予想だにしない方向へ物語がすすむなんて、思ってもみませんでした。

作中の
「こんなの本当のハトぽっぽタイムじゃない。」
「喉からピジョンミルク!!」(台無しだよ!)
に笑いました。

★★★ Excellent!!!

まずハトぽっぽタイムとは何ぞや。
究極の癒やしです。
自然との融和、世界とハトと自分を融合させ一体感を得られるトリップ状態のようなもの。

これは主人公の成長譚です。
邪魔されようともめげずに立ち向かい、衝撃の事実を知り絶望の淵に立たされ、それでも再び立ち上がる、そんなお話。

読みやすい文章でサクサク読み進められますし、軽快なやり取りはどこかシュールで主人公の心情も面白いです。
公園でハトに餌やりする人を見る目が変わるかも。

★★★ Excellent!!!

 なんの変哲もなさそうなタイトルと、なんかそうだろうなあというキャッチコピー。なのに、なんとなく惹かれて読み始めてみたら、その内容はといえば、ズバリ、鳩自体と、鳩の餌やりに対する情熱が微に入り細に入り、これでもかというほど熱く語られています。そりゃもうなんといいますか狂気さえ感じるほどに……!

 唐突にねじこまれる鳩への叫びと、緻密な描写と、おそらくは外から見れば穏やかであろう主人公の、スーパーハイテンションな内心とのギャップが最高におかしくて、もう後半はエピソードタイトル見るだけでお腹がいたいです。

 最後はちょっぴりほろりとしつつもやっぱり鳩! な突き抜けた作品。
 最高です。

★★★ Excellent!!!

-俺は基本的に、ハトと、ハトを構成する物質と、ハトに関連する物事にしか興味がない。-

主人公が鳩ジャンキーという見たことのない設定。
時代は令和。まさに新時代の幕開けです。
基本的に鳩の話しかしませんし、する気もない物語。ツッコミ不在のまま駆け抜けていきます。パンをつつくハトのように。

オチまで含めて圧巻の完成度。
徹底的になまでの鳩・鳩・鳩!

ハト派の方もそうでない方も是非!!!