受け入れてくれる人がいるから、また頑張れる。

図書館で絵を描いている女の子、瑠璃。彼女は中学生の頃、学校に居場所が無いと感じて、それ以来不登校になっていました。
だけどそんな瑠璃の絵の才能を、認めてくれる男性が現れたのです。瑠璃は彼のすすめで、本格的に絵の勉強を始めていくのですが……

本作の大きな特徴が、主人公の瑠璃が注意欠陥・多動性障害であること。学校に馴染めずに不登校になってしまったのも、これが原因です。
事ある毎に落ち込んだり怒ったり、感情の起伏が激しい瑠璃。だけど絵を習っていくことで、そして兄弟子の男の子と出会うことで、そんな瑠璃も成長していくのです。

人とは違い、周りに馴染めないと言うのは苦しいです。
だけど上手くいかないことばかりでも、受け入れてくれる人がいるから、ちゃんと向き合ってくれる人がいるから頑張れる。そんな前向きな気持ちになれる作品です。

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