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  • 第17話 ローランドへの応援コメント

    こんにちは。

    ローランド語録は確かに「俺様最強」を地で行く感じです。
    ただ、その裏ではきちんと努力しトップで居られるよう、自己研鑽を欠かさないという部分もあるので、努力なしでチートを得ている異世界転生者とは、根本が違うのかなと思います。
    今のファンタジーでは努力なしで最強になるので、ある意味世相を表していそうな、そんな気もしますが。

    ライバルが居ない、もそうですね。
    昔の作品には好敵手が居て常に互いを高め合う、意識し合っていましたが、今の作品傾向はその点で薄っぺらです。
    最初から強い、他は全部雑魚、って感じで世の中疲れてるのかとか思ってしまったり。
    努力には多大な労を要求されますし、そんな労は現実だけで沢山、ってのもあろうかと。

    現実は将来の希望を抱き難く、代わりに圧倒的に強いキャラで、何もかも吹っ飛ばしてくれる強さが求められる、そんなものもあるのでしょう。
    やっぱり社会の閉塞感ってのもありそうです。
    高度成長期からバブル期までは希望がありましたし。
    今は少子高齢化で先行き不透明、かつ政治は出鱈目ともなれば、希望を抱くなんてそれこそ雲を掴むようなものでしょう。

    世に数多と出てくる作品にはやはり時代背景が色濃く反映されるのかなと。
    そこにピタッと嵌るとヒット作になりますし、外すと鳴かず飛ばずですから。
    こうして思考するのも面白いものです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    確かにローランド氏もトップであり続けるための努力や苦労というものも相当にあったと思います。ああいう世界もまさに生き馬の目を抜くような熾烈なところだと思います。そういう中で自分の立場を維持し、また世の中の話題になる人物にまで上りつめるというのは並大抵のことではないでしょう。本人の努力と、それに伴う周囲からの評価というものは基本的にある程度は比例関係にあるとも思います。
     しかしローランド氏の場合は その隠れている努力の部分はスルーされて、見た目の華やかなところがクローズアップされているような感じもします。

     主人公とそのライバルが、常に意識しあって技術の向上に努めるというようなストーリーの骨子は以前は 広く受け入れられるものの、最近では努力をひたすら続けることは泥臭いようなイメージがあってあまり受け入れられないのかも、という印象も受けます。
     主人公が壁にぶち当たり、戸惑い、苦悩し、しかしそれを乗り越えて成長するというストーリーはあまり異世界転生ものでは馴染みがないと思います。
     現実で壁にぶち当たり悩みを持つと、創作物の世界では おっしゃる通り、圧倒的に強いキャラが何もかも吹っ飛ばしてくれる、そういう爽快さの部分だけを求めていくような傾向になることもあるのかもしません。

    編集済
  • ポストアポカリプスも「現状不満があるからいっそリセットしちまえ!」みたいな所ありますよね、格差社会が広がっている現状、また流行るのではないかなと思っています。

    しかしそうか……Web小説で努力はダメですね。
    少年マンガなどでは全然主流ですが、やはり層が違うのは感じます。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     異世界転生ものはリセット願望が色濃く反映されているのは確かと思います。異世界転生作品で、自分がもともと不思議に思ったのは、異世界に転生した後、主人公が特段に元の現代日本に戻りたいという心理描写がないばかりか(むしろ歓迎)、元の現代日本で残された家族や友人のことについて触れられたものがほとんどないということです。(全くないわけということもないとは思いますが)
     作品の主題からすると、主人公が生まれ育った現代日本というのは完全に切り離された存在になり、そこへの帰還はそれほど重要度を占めるものでもなく(ていうかそもそも戻ることもない)、異世界での生活や冒険がストーリーの中心になります。
     今の世界では自分はうだつも上がらないし、それを現状からの努力によってよりよくしよう、というより いったんリセットして自分を知る者がいない違う場所で最初からチートして無双する方が気分もいい、というストーリーは多くの人の心を引きつける要素があるようです。
     しかし、少年漫画では熱血スポ根漫画などはまだ主流なんですね。まあ少年時代から異世界チート思想を植え付けるのはよろしくはないとも思います。
     異世界チート思想はある程度年齢層がさらに上がり社会や人生に疲れが若干見えた時にウケる物なのかもです。

  • 鬼滅の刃などもそうですが、出る杭打たれるは常にあるのかなと。特にそれが自分にとって気に食わない場合、叩きもより苛烈に……。

    最近のランキングは現地人モノが多いように思います。
    ただ、構成ワードや展開はやはり同じものが好まれるようですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。確かに出る杭は打たれる、というのはあると思います。特に日本人は横並び意識が強くて そういうあまり突出した人に対する毛嫌い感っていうのは強いですし。小説投稿サイトにも異世界転生をテーマにした作品の割合ってものすごく多いらしいですが、その中で人気を出して、書籍出版やアニメーション化にまでこぎつける作品は全体からみればごくわずかでしょう。読み手も当然多いですが、書き手の方も多いということになろうかと思います。書き手の中には、なぜこの作品のこのようなストーリーの展開でこんなに人気が出るんだ?自分のストーリーの方がいいと思うのに、、、という感想を持たれる方もおられるかもしれません。そういう部分から叩きに走ってしまうとかは可能性としてはありえるかもしれません。そのストーリーの違いがわずかであればあるほど、その傾向はあるかも、などとも思ったり。
     最近は現地人もので転生しないものも多いんですね。今後のトレンドも変わってくるのかもしれないですね。

  • TV番組で「日本はこんなにスゴイよ!」系も似たような……。
    ただ、日本人はあまり自国自慢、お家自慢を好まないところがあるので(外国人はむっちゃポジティブ)バランスは取れているのかなと。

    ただ、転移転生モノでお国自慢はあまり感じません。例えばスマホは日本の発明ではないですし……現代文明スゲーととってます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。日本人は元来 謙譲の美徳というか、確かにあまり自分を必要以上によく見せないようにする精神文化はあると思います。知人にお土産など渡すときに「つまらないものですが、どうかお受け取りください」みたいにいうことが多いですが、この言い方って欧米でやるとマジで言葉通りに受け取られて はあ?つまらないものを渡すって?お前はオレをバカにしてるのか? なんて思われるらしいです。欧米では そういう時、「あなたのためにこのような素晴らしいお土産をわざわざ苦労して見つけて買ってきましたよ」ていうような感じで渡すとか聞いたことがあります。日本人的な感覚でいうと信じられないというか、いまだにほんとなんかな?思っていますが、日本人と外国ではそういう基本的な物の考え方などは結構違うんだろうな、とは感じています。
     異世界での登場人物の物の考え方等は、その文化的背景も含め基本は日本人の思考ベースでしょうね。
     異世界転生ものでは日本というのはやはりあまり強調されてないですかね
    。まあ素人の戯言と思って軽く受け流してくださいませ。

  • 承認欲求とつよく結びついているのは間違いないでしょうね。

    ただ、現代ファンタジー、特に「異能力バトル」モノなどは、みんなが知らない裏の世界で、実は……な流れなので「自分自身を取り巻く世界全体」にまで拡大されているように思います。こちらも古典的厨二作品が多いですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。言われてみれば異能力バトルの作品などは確かにそうなりますね。するどいご指摘だと思いました。現代社会でも超能力や魔法なんかを使って、敵対する悪の組織などと戦ったりするものは多いです。舞台がファンタジー世界か現代日本か、といった違いはあるものの主人公は選ばれた特殊な存在で普通の人間には使えない能力を持って戦うといったストーリーは共通してます。そう考えると読者の承認欲求を満たすためには、異世界に転生でなくても別にいいんじゃないかなとも思うのですが、やはりそれでも世の中では異世界転生ものは大人気です。うーん、なぜなんだろう。
     異能バトルものは現代日本などの世界ではあるものの敵との戦いがそのストーリーの主要部分を占め、例えば日常の学校生活や仕事生活などの描写は相対的に少なくなる傾向になっていくと思います。中には主人公は学生なのにいつ学校行ったり勉強してるの?とかなったり。それだったら舞台の世界そのものを異世界にしてそこで戦ったりした方が話もかきやすい、、、、とかそういう理由なのかなあ、などと考えたりもしましたが、うーんなんかしっくりこないですね。

  • 転生・転移モノをひとつしか知らず転移モノを書き始めたのですが、最初に感じた疑問もそれですね。なので過去にふたりの転移者が強大なチカラでやらかしちゃったせいで、のちの転移者がプチ殺されちゃう設定にしました。
    ……今は、もっと流行とか調べてから書き始めるべきだったと反省中です(´・ω・`)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    異世界転生ものは基本的に同じようなキャラクター設定や話の展開が多くて何作品か読んでると特にそう感じます。しかし元来創作物というのはそういうものなのかもしれません。多くの読み手が求めるものというのはどうしても同一的なものに収斂されていくというか。悪者が幸せになるより正直者が幸せになる話の方が人気は出るだろうし、勧善懲悪や因果応報の話の方がそうではない話より多くの読み手にウけるといった感じで。しかし、そういう中で今までの作品と違ったものは逆に新鮮さが感じられてある意味 化ける可能性もあるとは思います。

  • 魔法が存在する世界が大半なので、別次元作品が多いのかな?と思います。
    同じ宇宙だとするとSFになるので、ファンタジーと思わせておいて実は……というのも面白いかも。

    拙作だと重力は結果的に同じぐらいの場所である、という設定になりますね。たぶん世の中には10倍100倍の世界に飛ばされてペシャンコの、不運な転移者もいるんだろうな……。転生だと1からその世界の生命体なので、環境や重力問題のほとんどは解決しますね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    魔法など、我々の住む宇宙での物理法則が基本的に適用されないという点では、別次元ということにはなるのかもしれません。一応SFって科学的な裏付け的なものも必要なんでしたっけ。ファンタジー世界と思わせておいて実は未来の地球の話、っていうような作品もあったような気もします。

     地球よりも大きい惑星なら重力も大きくなるので、そのような世界では活躍は望めそうにないですね。まさに転移後瞬殺ですね。でも逆に重力が小さい惑星なら、自分の体重も減って、ものすごいジャンプしたり早く走れたりしてそういう活躍できそうです。確かドラえもんでそんな話があったようななかったような。基本重力が小さい惑星では物質の強度も弱くなるらしく、のび太がコンクリートを発砲スチロールのようにパンチで砕くようなシーンがあったりして大活躍してました。たぶん。
     (でも筋肉って低重力下に長くいるとすぐに衰えるらしいです。宇宙ステーションに長く滞在する宇宙飛行士って筋肉衰えさせないために毎日のトレーニングは必須らしいですし)

     その辺 転生で1から人生やるなら 確かに解決ですね。

  • こんにちは。

    テーマが異世界と社会主義革命となっていて、興味深く拝見させて頂きました。

    今も減少しつつしつこく残る共産党を筆頭とした革命派ですが、学生運動時代から彼らは本質的には進化せず、いつまでも矛盾を抱えながら漂うだけの存在ですね。
    社会主義や共産主義の殆どは失敗に終わっていますが、日本に現存する勢力はその失敗から何も学んで居ないのでしょう。
    そもそも内紛が多過ぎて組織としても粗末で、当時の学生たちは単に体制に楯突く事が正しいと思っていた程度ではと思います。短絡的な思想を掲げる自分達が正しい、優れているなどと思い上がった連中だったとしか言えません。
    だから、内部での対立も多く、内ゲバなんて愚かな事態を幾度も招くのだと。
    結局は廃れてしまい、極一部に革命派が残る程度まで勢力が衰えましたが。

    因みに、なぜか文学や芸能界には左翼思想の持ち主が多いですね。

    で、異世界が流行るのはやはり、現実逃避でしか無いのかと。
    努力が報われない社会である、も然りかと思いますが、一方で努力は報われている、そんな人たちもいる訳ですから、報われない社会と言い切るには無理があるかと。
    例えば一つの分野で成功を収めたい、と考えた時に視野が狭くなると、方向性が極端になり成功できない、そんなケースは往々にしてあろうかと思います。

    今は例えばスポーツ選手でも、様々な競技の要素を取り入れたトレーニングをするので、狭い範囲で頑張った、は自己満足の域を出ず、より広い分野から手法を取り入れ、成功へ向かうのが成功者のあり方ではと。
    それが出来ないと、結果、努力が報われない社会だ、として目を背け現実から逃げ出したい衝動に駆られ、その行き着く先が異世界転生物になるのかもしれません。

    とは言え、異世界転生物なんてのは、中高生が中心であり大人になるにつれ、そこから離れて行くと思います。
    ある程度読んで行くと既にワンパターン化してますから、発展し辛い分野でもあろうかと。
    以前の転生物は努力を必要とする主人公、現在は努力しないいきなりチート。
    違いはその程度でしょう。

    誰しも一度は通過する凄い人間になりたい。
    それを叶えるのが異世界もので、ゆえに中高生に受け入れられるのでしょう。
    丁度そのくらいの年齢が一番憧れますから。
    楽に凄い能力を手に入れて女の子にちやほやされて、敵をバッタバッタと倒し称賛される。
    読むと確かにスカッとするので、気分も良くなりますし。
    ストレス社会なので、適度に発散するには良いコンテンツなのだと思います。

    因みに、学生運動をしていた連中が努力をしたか、と言えば、私はしていないと思います。ゲバ棒振り回して火炎瓶で抵抗する努力、そんなものは微塵も努力とは言えないですから。愚か者の極みでしか無いです。
    ですので、本質は今も昔も変わらないかと。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    共産主義自体がその考え方が現実にそぐわない思想だとは思います。その高邁な理念は まあいいのかもしれませんが、実現しようと思えばいろいろな部分で無理が出るのは仕方がないというか。頑張っても頑張らなくても結果の平等を目指す社会では誰も意欲なんてわかないでしょうし。そういう無理を トップの人間が強制的に押さえつけてとにかく言うこときかす構造になるのは行き着くべきして行き着く先だと思います。どの共産主義国家もトップの人間の個人崇拝を強要してしまうのはそういうことなんだろうなと思います。スターリンしかり毛沢東しかり金一族しかり。もともと国家元首の個人崇拝強要は共産主義の考え方などにはないはずです。その時点で平等の理念崩れてるし。
     そういう共産主義という理念を掲げる組織集団が内ゲバ暴力事件を起こしやすいのもある意味当然なのかも。そうしないと統制がとれない傾向になりやすいのかもしれません。
     彼ら(学生運動をしてた人達)の行動を努力と表現したのは確かにもともと抵抗はあって、おっしゃる通り努力、ではないですね。ただの暴力行為というか。ただ今の異世界転生ものの努力をしないという部分の対比要素として便宜上自分自身の行動という意味合いとして書いてしまいました。

     スポーツ選手の、より広い分野から手法を取り入れ成功へ向かうというのが成功者である、 という部分のご指摘は自分も全くその通りだと思います。このご指摘で思い浮かんだのは薬物使用で逮捕された元プロ野球選手の清原選手ですね。あれほどの才能を持ち球界の大スターがそんなことをしてしまうなんて、ニュースを見たときは驚きでした。しかし清原選手は野球の技術という狭い視野での努力しかできず、人生全体のグランドデザインを描いた広い視野を持った努力というものに欠けていたのではないかと思うのです。野球のプレー自体は確かに驚異的な結果を保持しています。しかしスポーツ選手としての寿命はそう長いものではありません。引退の世代のあとを見据えた総体的な努力、考えも必要とは思うのですが それに欠けていたことが薬物に逃避する一要因にもなっていたのでは、、、などと思ったり。結果人生としては「成功者」とは言えない結果となってしまいました。(ちょっといただいたコメントからはズレた感想かもしれませんが)

     そして 清原逮捕 というニュースそのものが与える影響として、あれほどの才能と努力で大スターになっても、結局あんなふうなることもあるんだ、というものも大きいのではないかと思います。なんだか努力に対する冷めた考え方も与えたりしたり、、、するんかな、などとも思ったりしまして。

     努力は気が進まないけど、けどすごい人間になって周囲から賞賛されたいという作品が支持されるのもひょっとしたら世の中のこんなニュースも影響を与えたりしているのかも、、、、いや、どうなんでしょう。

    編集済
  • 言語問題はきちんと設定してあるほうが好きですね。
    その詳細を明かすにしろほのめかすにしろ。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。多くの作品は、これは異世界転生ものに限らずですが、あらゆる国家や種族など関係なしに日本語が通じるので物語の進行にとっては障害にはなりません。逆にこれが通じないことになるとストーリーの主要テーマから外れたところに多大な労力を割くことになるので創作物にとって言語問題というのは扱いが難しいものになってしまう感じがします。
     しかし異種族間で言葉が通じない設定などで、会話には常に通訳を同席させるとか、言葉の解釈の誤解でトラブルが発生するストーリーにするとか、言語問題をきちんと設定することによって 今までの作品とはまた違ったストーリーを創作できるような可能性もあるのかな、、、などとも思ったりします。

     現生人類の近縁であるネアンデルタール人などは喉の解剖学的な構造が我々とは違うために、我々現生人類とは違う発声をして完全に同じ言葉をそもそも話すことができない、、などといった研究報告もあるらしいです。

     しかしファンタジー世界に出てくる異種族はオークやらリザードマンやらかなり人間とはかなり構造の違うノドをしてそうな種族であっても大変りゅうちょうな日本語を話してくれます(笑)

     いっそそのような種族とは筆談にするとかそんなストーリーがあっても面白いかも、なんて考えたりもします。
     しかし、まあ多くの読み手はそんな面倒な設定は求めてはないのかな。

    編集済
  • 逆に初期値レベル100最強チートの方が書きづらいですね。
    だんだんレベルアップ、じょじょに成長の時代遅れ作品を書いていますがチート化し始めてから筆が遅いです。
    そして確かに成長系は長期になりがちですね、まあ仕方がないのかな。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。作者の方によっては、最初から強すぎるほうが逆に書きにくいということもあるかもしれないですね。一方的になりすぎて、ワンサイドゲームになりがちなストーリーというのは盛り上がりにかけてしまう内容になる危険性もある感じはします。
     主人公の成長を読者も一緒になって見守りながら進めて行くストーリーというのも固定層のファンがつきやすいと思うし、長編には向いている作品になりやすいと思います。

  • 第4話 なぜ中世が多いかへの応援コメント

    手づかみもそうですが衛生観念をそのままは……。
    ただよく話に上がる「お風呂」は中世人はわりと利用してたそうです。
    大都市の地下に下水道があれば衛生レベルも上がるし、冒険の舞台にもなるし一石二鳥ですね。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。古代ローマ時代には公共浴場というものはどこの都市にもあったようですがローマ帝国滅亡後は廃れていったようなイメージがあります。しかし中世の時代にも意外とお風呂は利用されていたみたいですね。必ずしも不衛生な環境というわけでもなかったのでしょうか。逆に時代が経つにつれ 中世後期や近世あたりになると入浴の習慣が次第になくなっていった・・・・という流れがあるらしいです。そのため 長期間お風呂に入らないことによって生じるにおいをごまかすために香水などがよく使われるようになったとか。
     近世になるまでは、下水や汚水の処理も川や道路に投げ捨てるなどのような現代の衛生感覚からすると信じられないような状況だったらしいです。そのためペストや伝染病が広まりやすい環境だったらしくそれを防ぐために下水道の整備が近代の欧米諸国で進んでいきました。
     おっしゃる通り地下の下水道は考えようによってはダンジョンみたいですしそういうストーリーは冒険心をくすぐるような展開になりやすいですね。ゴブスレにもそういう話ありましたっけ。

  • 昔々、かの少年ジャンプでは、最初はバトルでも何でもないテーマを描いた漫画が、途中から急にバトル漫画化する現象が多く見られました。
    これには当時、批判も大きかったと記憶しています。どの作品もみんな途中から熱血バトル漫画化してワンパターンが過ぎると。
    ところがこうしてバトル漫画化した作品の多くが人気を博していく事例もまた数多くありました。あの当時はまさしくバトル漫画の全盛期でしたね(笑)。

    さすがに最近はそういった傾向は見られなくなりましたが、実はかねてから「なろう叩き」に関しては、このかつての「バトル漫画化批判」に通じるものを感じておりした。
    批判は多いんだけどファンも多くて売れているんだよなーという。
    今ではインターネットが発達し、誰でも意見を広範囲に発信したり、またそれを見聞きできるようになった事から、批判的意見は更に目立ちやすくなったように思えます。

    宗教戦争の例は確かに分かりやすいですね。漫画・アニメ・ライトノベルといった、同じ大ジャンルを好む同士だからこそ、その中から細分化された小ジャンルの間で好みが分かれ、時に衝突にもなるのかと。

    あとはワンパターンという概念が標的の的として扱われ易いように思います。これは昔の「バトル漫画化批判」もそうでしたから。
    一般的に作品とは個性的であるべきであり、パターン化は避けられるべきもの。これは多くの人が賛同する点だも思うので、おのずとワンパターン化は批判の的にされやすい。
    しかし一方で、何事にもブームというものが存在します。これは言ってしまえば「流行り易いパターン」なのだと思います。
    その流行りに上手く乗っかれた作品は、ワンパターンでありながらもブームを利用して売れゆきを上げられると、そのように感じますね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
     昔のジャンプではバトルものが多かったですね。やはりバトルものというのはストーリーも盛り上げやすいし、人気の出やすいジャンルだと思うのでどうしても増えていく傾向にあったと思います。ただ連載が続くとどんどん敵は強い相手を出して行かなければならなくなって いわゆる強さのインフレーション現象が起こり そういうのも批判の対象になった気がします。
     このバトルものについても言えると思うのですが、このジャンルも書き手の立場からもある意味描きやすいものではないかと思うのです。話の骨子というかタテ糸は決まってるわけですし、長期の連載には向いているものだと思います。1話1話ごとに何か新しい話を描くよりは描きやすいという意味で。かつ読者側からも受けがよく人気の出やすいものであれば、こういうものが増えていくのも自然な流れでしょう。
     なんというか 書き手と読み手の利害が一致した時、ブームという歯車が勢いよくまわり始める、という感じというか。
    ワンパターンというのもどうしても批判のネタにはされやすい傾向にはありますが、実際、全く ま新しいストーリーを作るっていうのは正直かなり大変でエネルギーのいるものだと思います。商業的に常にコンスタントに作品を出し続けねばならない出版業にとってみればワンパターンでもそれはやむを得ない側面もあるのではないかな、という感じもしています。

  • 実は日本製異世界は純ファンタジーとは違うみたいです。
    純ファンタジーの言葉の定義が曖昧で申し訳ないのですが、有名所でいうとハリーポッターとかグリム童話のような、海外発の多い超自然的・幻想的な世界を指しているものと個人的には解釈しています。
    (正解にはグリム童話はファンタジーというジャンルではないとも聞きますが、イメージの1つとして書きました)

    ずいぶん昔に聞いた話なので出典を提示できないのですが、そもそも日本は純ファンタジーがあまり流行らないそうです。ファンはいるけど絶対数は諸外国に比べて少ない。確かにハリーポッターのような作風が日本で流行ったのは結構珍しいケースのように思えます。

    まぁ純ファンタジー世界もそれはそれでユートピアかと言われれば違いますが、海外のファンタジー物はその世界に住まう住人たちの独特の生活感の描写が濃密であるように感じます。
    日本製異世界ではなかなかそこまで描かれません。それよりも冒険や事件解決、悪役の打倒に比重が置かれてますね。
    そういった作品は特にゲームで長らく人気を博していることから、このような日本製のゲーム的ファンタジーに求められる役割は、主人公たちが冒険や痛快アクションを演じられる舞台装置であることなのでしょう。

    そうなってくると、むしろ異世界はユートピアであっては困る訳です(笑)。
    異世界作品以外でもこの傾向はあります。電撃文庫の大御所ライトノベル「とある魔術の禁書目録」およびその外伝作シリーズでは、物語の主な舞台として学園都市という近未来的な現実世界寄り街並みが登場しますが、その割にはやたら治安が悪いとファンの間でよくネタにされます。
    しかし主人公たちの活躍を描くには事件が起きることが重要であり、むしろ治安が悪くなければ作品的に困ってしまう訳ですね。

    ただ海外においても、そういった大事解決・悪役打倒に需要が無いわけではなさそうです。いわゆるハリウッド映画のような現象社会を舞台にした洋画はまさにこの類いではないでしょうか。
    ただ日本映画の世界観でハリウッド映画的な大事件を起こせるかと言われるとイメージはつきにくく、作品数的にも少数に感じます。
    なんだかんだで日本は治安が良いという事の現れなのでしょうかね……。現実社会で連想しやすいのは、せいぜい刑事ドラマ的な事件ぐらいに思います。

    例えば魔王が世界を征服するだとか、世界規模・国家規模の大事件を起こすには、異世界にしろそれ以外にしろ、想像上の創作世界が最もやりやすかったんじゃないかなと思った次第です。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
     確かに異世界転生ものの”異世界”と海外のハリーポッターや指輪物語にあるような”純ファンタジー世界”というのは 自分の中でも 似て非なるもの という認識があります。なんとなく昔の中世のヨーロッパ的なビジュアルが同じようなものなのですが、その成立意義がかなり異なるものだと思います。

     純ファンタジー作品を好む読者はその世界観そのものにも非常に関心を持って、その世界の中の物語を楽しむという感じがします。
     一方、異世界転生作品を好む読者は、おっしゃる通り主人公一行がいかに痛快に活躍するかが主眼であり、その活躍の舞台装置的なものだというように考えてます。
     極端な話、別に中世ヨーロッパ風でなくても、要は現代日本の要素がない遠く離れた世界ということであればいいのかもしれません。ではなぜ中世ヨーロッパ風の世界の作品がほとんどかと言えば、その世界のイメージを 作者もあまり説明しなくても読者に伝えることができるだろう、ということです。RPGゲームなどですでに多くの人がその世界観のイメージは刷り込まれています。特に文章的な説明もなくてもだいたいほとんどの読者はその世界を想像できると思います。
     ステータス画面で簡単に能力数値を見れるなどのあたりももうゲームそのままですしね。
     

     確かに平和で何も事件もないユートピアではストーリーを盛り上げることはできないですね。
     禁書目録や電磁砲では主人公達はいつも何かと戦ってて、この生徒達 ちゃんと授業受けて勉強してるんか?こんな中学生や高校生おる?なんて思いつつ、ストーリーとしてはおもしろく人気のある作品になっていますね。テーマの主題がバトルにあるわけですから学校の勉強などは優先順位の低いものなのでしょう(あくまで作品の中で)
     科学の進んだ治安の悪い都市という表現は 言われてみれば本当にそうだなあ、と思わず笑ってしましました。

     現代日本は基本的に平和な環境です。そこでの冒険や大事件やらというのは個人レベルではおのずから限界があります。確かに刑事ドラマや連続猟奇殺人事件を解決する探偵の話くらいが精一杯でしょうね。世界を救うとかのスケールになると、もちろん現代日本を舞台にしたそういう作品もありますがフィクション感が大きくなってしまい、想像上の創作世界を舞台にした方が逆にリアリティが出たりするのかなとも思ったりします。

    編集済
  • 1つ思うのは、最近はとにかくオムニバス形式かそれに近い作品が好まれるということ。
    アニメも3ヵ月終わりが主流、ラノベも下手に巻数重ねるよりも短期販売の新作が数多く出版されているように思います。
    これは明らかに、主要顧客が時間的に忙しい社会人にシフトしたからでしょう。

    こうなると長編物は、一部の人気作を除きなかなか見てもらえません。
    結果的に人気が出て長続きする作品はありますが、最初から長編を前提にした作品はなかなか売り出せないのが実情なのでしょう。
    主人公が強いことは昔からの王道ですが、弱い立ち位置からレベルアップしていく過程を描写するには連載期間が短すぎて、最初から強くする以外の手段が乏しいのかと思われます。

    物語初期からヒャッハーに無双する一子相伝の拳法使いも、一応その昔に大事な人を奪われた辛酸をバネに無敵の強さを得たというバックボーンが存在しました。
    これもまた1つの王道ですが、言い換えれば昔ならともかく今となっては、パターン化してると呼ばれかねない背景設定です。
    せめて過去の物語をじっくり描写する時間があれば差別化も図れますが、それも余裕も無いならいっそ最初から理由もなくチートにしてしまう方が、本編を描く方にリソースを割けるので独自性を出しやすいのかと思われます。

    今でもじっくり伏線を張ったり主人公が徐々に困難を乗り越えて成長していく作風を愛する人は多く、それもあっていわゆる「なろう叩き」が出てきてしまう背景もあります。
    しかしそれでもこの手の作風が流行っているということは、それ以上にこの形式を好む人々が多いのでしょう。

    短期作品が好まれるこの状況は、言い方は悪いかもですが質より量を求める読者・視聴者が多いという事のように感じます。
    もちろん一定の質を担保した上での話ではありますが、長編物にしかできない物語の深掘りを求める人は少なくなっている、もしくは私生活が忙しくて追いかける余裕が無いという事ではないかと。

    そうなると仰るように「作家にとっての描き易さ」も無視できない要素ですね。
    数を出すには重過ぎない労力で一定の質が得られるテンプレートというものが必要になってしまい、その1つがいわゆるチート主人公という事ではないかと思われます。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。長編の作品を出しにくいことも主人公無双の要因の一つというのは言われてなるほどと感じました。
     確かに書店などで見ると新刊ラノベのコーナーには本当にたくさんの作品が並んでいます。出版社にとっても収益の望めるカテゴリーなんだろうという想像はできます。とにかく売れるだろうと見込みのあるものを数多く出して その中から実際の売筋のものがあれば続編を出していき 結果として長編のものになって行くという構造なんだと思います。そうすると1巻でそういう今後の長編化を見越しての内容は作りにくいでしょう。最初から能力的に「完成された」主人公像が出来上がるのは当然の帰結だと思います。
     また読み手の方も社会人が多いとなれば仕事も忙しく時間が限られた中で長編作品に手を出す余裕も持ちにくいというのはまったくその通りだなとおもいました。また今は昔と比べて、色々な娯楽があります。スマホやPCのオンラインゲームや動画を見たり昔にはなかったようなものあります。書籍だけに時間をさくことも難しいのかもしれません。
     主要顧客がお金のあまりない学生などより、お金をもつ社会人をターゲットにするのも出版側にとっても当然的な方策と言えます。
     主人公が成長していく作風の好きな人にとっては、異世界転生ものは馴染めない作品になるんだとは思います。しかし世の傾向として、努力して結果を出すよりも、そういう面倒なことはなしで結果だけ手に入っていればいいという風潮が全体的に過去より強くなっているのかなあと思ったり。

     主人公成長作品には その制作の労力、時間が主人公無双作品よりもかなり多く費やされると思います。数多く出版するのが目的となるのならば、どうしても量産に向いた主人公無双の方が増えるのは仕方のないことなのかもしれません。

    編集済
  • 第15話 女子高生最強説への応援コメント

    こんばんは。
    お久しぶりです。

    女子高生が主役の作品は現時点で相当数ありますね。
    中高生からある程度の年齢層まで幅広いファンを持つこれら作品は、ウケの良いコンテンツとして持て囃されている感じもします。

    ガールズバンドやアイドルグループなどに至っては、現実のアイドルグループ並みのファンが居たりして、個人的には引き気味ではありますが。

    これら架空の存在はファンにとって都合の良い存在なのか、などと思ってしまったりもします。
    現実の女の子は手間も金も掛かる面倒な存在と思っているならば、ですが。

    因みに異世界転生もので女子高生が主役となると「悪役令嬢」ものが多いかもしれません。
    魔法があったり純粋に中世の如き世界だったり、ゲーム世界だったり幾つかパターナイズされている感じはありますが。
    舞台は異世界で恋愛カテゴリに多いですね。
    それらは男性読書向けと言うより、女性読書を意識したものが多いのかなといった印象です。
    自主企画で募ると必ず幾つかエントリーされるので。

    女性向けとは書きましたが、読んで良かった作品も幾つかありましたから、出来が良ければあまり読書を選ばないのかもしれません。

    女子高生が主役の異世界転生もの、試しに短編で書いてみても良いかも、などと思ったりもしました。
    異世界ものは全く読まれないのですが……。

    それと「近親婚」読んで頂いたようで、ありがとうございます。
    かなりぶっ飛んだ内容ですので、目眩を起こさないか心配しております。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    女子高生の複数主人公というのは確かに昨今ウケのいい作品なんだろうなという感じはしてます。やはりその数が多くアニメーション化などされているもの多数あるからです。作品上のアイドルグループに対するファンもたくさんいる、というのはちょっと驚きです。しかしある意味、画面の中だけのアイドルとか究極の理想像とも言えなくもないし、世の中には様々な趣向があるのだなあ、などと思ったりします。
    「悪役令嬢」もタイトルだけは見たことがあります。内容をよく知りませんでしたが、あれも女子高生の転生ものなんですね。なんとなく女性向け、というイメージは持ってました。恋愛カテゴリーということは少しジャンルが違うのかな?
    「近親婚」拝見させてもらいました。兄妹での恋慕というのも普通の日常では見かけないものだしだからこそ設定としても新鮮な感じがして面白かったです。

  • 第15話 女子高生最強説への応援コメント


    検索したら「JKハル異世界で娼婦になる」というのが最初にヒットしましたがこれは求めるものとは違いますね。このタイトルはどこかのSF作家さんが「異世界でシャワーはおかしい」と批判してた作品でしたかね。

    個人的に最初に浮かんだのは「十二国記」です。あと、中学生だけど「魔法騎士レイアース」この二つは転生より転移でしょうか?

    読んでみたいのは女子高生達が努力して色んな転職を繰り返しながら冒険する話ですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。「JKハル異世界で娼婦になる」も女子高生が転生する話のようですね。まあシャワーがおかしいというのもあるかとは思いますが、それを言い出したら異世界転生ものの作品にはもっと色々出てくるとは思います。トイレットペーパーとかウォシュレットとかでてくる作品もありますし。
     12国記、レイアースは知らなかったのですがWikiなどで見ると近い感じもします。
     本文で列挙した作品には共通の”日常系的作品”要素があるように感じて、そういう雰囲気を持った内容での異世界転生作品ってないんかなーとか、ふと思った感じでして。

  • 第4話 なぜ中世が多いかへの応援コメント

    自分もこの辺りは、明らかにゲームの存在が大きく影響してると思います。
    一番大きいのは仰る通り某エニックス作品ですが、某スクエア作品の影響力も無視できません。
    あちらは徐々に世界観がファンタジーに近代文明が融合してきた流れがあり、ファンタジーに科学技術を織り混ぜた世界観を肯定的に受け入れ易くさせる風潮に一役買っていると思われます。

    源流を辿るとこれらだとは思うのですが、後にこれらの影響を受けつつも独自のゲーム的中世世界観を持つオンラインRPG(いわゆるMMORPG)が数多く登場しました。
    所謂なろう作品には、明らかにオンラインRPGを意識した世界観が数多く存在してるので、直接的な影響力はこちらが大きかったのかも知れません。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    おっしゃる通り昔からあるRPGゲームが異世界作品に与えている影響というのは、かなり大きいものがあると思います。エニックスやスクエアの超有名作品、日本では知らない人はあまりいないと思います。実際にプレイをしなくてもその存在は誰でも知っているだろうし、その世界観も多くの人々に知られていると思います。(中世風世界をベースにした冒険ストーリーといったあたり)
     これは書き手と読み手の基礎認識における共通プラットフォーム的なものが最初から整備されている状態であるといったことになると思っています。いちいち書き手は世界観における細かい説明などをしなくても多くの読み手はその世界観を最初から理解し共有できます。
     逆にこういうRPGゲームがほとんど無いような国の人々が異世界転生もののストーリーを読むとどんな風に思うのだろうか、などといったことを思うこともあります。

  • 第2話 なぜ転生するのかへの応援コメント

    思うに、最初から異世界在住よりも、現実世界出身の方が主人公に自己投影し易いのでしょう。
    それでいて異世界といっても、昔から日本に馴染みのあるゲーム的なファンタジー世界なので、リアリティかどうかはさておき自然と適応できてしまう事にも違和感を持ちにくいのだと思われます。

    転生というのは、簡単にキャラクターに対してインパクトを持たせられる1つの手法だと思ってます。
    これに近いイメージがあるのが、昔からある学園舞台物における転校生です。
    ただ転校生は主人公にも脇役にも使える役所ですが、異世界転生となると脇役がその立場で主人公が元から住んでる住民となると、自己投影という点では視点を合わせづらいでしょうから、おのずと主人公専用(転生者が複数名登場する作品は別ですが)という事に陥り易いのだと思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。異世界に最初から住んでいる住人よりは現代日本出身の主人公の方がやはり身近なこともあり感情移入の度合いは大きいものになるでしょうね。
    転生前は普通に日本での生活を送っているという立場から読者自身の立場に重ね合わせやすいでしょうし。
     しかし現代日本の電気、ガス、水道などのライフラインが完備されスマホや自動車など現代文明機器に囲まれて育った人間がいきなり中世相当の文明度の世界にいきなり放り込まれて、なんの不自由もストレスもなく活躍するというところについてはリアルに考えるとちょっと難しい気はします。
     しかしこれは読者にとってはテレビゲームなどで馴染みのあるファンタジー空間と捉えることがすんなりとできると思うので、そう違和感など頭で考えることもなくストーリーに入っていくことができるのでしょう。

  • 近年では1の対局にあるドロドロの極み「転落系」が女子向けで増えて来ていますね。
    男子向けが理想の女子像を塗り固めて来ているのに対して、女子向けは創作の世界ですら現実をさらに現実を見せると言うテクニックで対抗?しているようです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。そういうジャンルのものもあるんですね。それは初めて聞きました。これは男性と女性の感受性のちがいなどがあるのかもしれません。考えてみれば1のきらら系の作品など男子には人気があるけど女子には多分うけないような内容だとは思います。女子的には現実味がないストーリーよりドロドロとした より現実世界に近い内容のものに興味をそそられるような感じがします。(勝手な思い込みかもしれませんが)

  • ワンパターンがダメならドラえもんやサザエさんもダメって言う事になりますよね?

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    ドラえもんもサザエさんなど、長く人気を保っている作品ほど一定のストーリーパターンがあると思います。ワンパターンというと、あまりプラスのイメージにならない場合も多いと思いますが、うまく使えば良い作品を生み出す手段にはなるのかなあ、、などと思ったりします。

  • 第2話 なぜ転生するのかへの応援コメント

    これをある考察サイトでは「浄土信仰」だと揶揄していましたね。穢土(現代)から浄土(異世界)へ転生してしまえば救われる、と。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。異世界転生とは浄土信仰というのは言いえて妙だと思います。今の現代世界は末法の世でそこから抜け出して浄土である異世界に行けば救済される、というのは考えてみれば日本人の古来からの伝統的な思想が変わらず現代まで受け継がれているような感じなんですかね。基本的に昔も今もそういう事はかわらないっていうように考えると面白いですね。

  • 第14話 ストーリー限界説への応援コメント

    ボーイミーツボーイ……実は多いですよ。
    いわゆる『ブロマンス』系やミステリーバディものなど。
    シャーロックホームズや東野圭吾さんのガリレオシリーズなど。チーム・バチスタの栄光もそうですし。
    ドラマの相棒もそうですね。
    トールキンの、ホビットやロードオブザリング、戦争・歴史ものも男同士が殆どです。
    ミステリーバディものは、主題が男同士の関係性ではないので、ボーイミーツボーイとは厳密には違うかもしれませんが、どのみち出会って一緒に事件を解決するうちに友情を育みますしね。
    男同士のストーリーって、むしろ当たり前すぎてそのストーリーが『ボーイミーツボーイです』とは言わないんだと思いますよ。

    伝承されたものが似通ったものになるのは確かにですね。口で伝えるので形が変わるのは自然なことですし。
    結局みんな、分かりやすい話に端折られ、変形され、集約される。または、無理やり形を変えさせられて、民衆が好む話に書き換えられてしまう。政治利用された事も。

    人の好み自体が、人種や時代を問わずきっと変わっていないのでしょうね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    ブロマンスという言葉は初めて聞きました。ジャンルとしてもそういうものがあるんですね。シャーロックホームズも確かにホームズとワトソンの2人組です。言われてみればボーイミーツボーイ と意識しなかっただけでそういう作品も世の中にはたくさんありそうです。戦争ものだって基本的には男組織のものだし掘り下げていけばいろいろ出そう。
    かなりいろいろな作品に対し造形が深い方のようにお見受けします。いろいろご指摘ありがとうございます。

     伝承される物語というのは コメントいただいた通り長い年月の中で伝言ゲームのように内容が変わって行くことも多いと思います。政治上、意図的であることもあるかもですね。またグリム童話のように子供が読むにあたって適切でない表現が改変されたりする例もあったり、そんな中で無難な流れのストーリー(勧善懲悪、ハッピーエンドなど)に修正されていき、既存の似たような話に収斂されていくことは多いんだと思います。

  • 深い考察ですね……私はもっと浅い感覚だと思っています。
    単純に、今自分が当たり前に受けている恩恵を、さも自分が生み出したかのような顔をして無知な人間に披露して優越感に浸ってるだけな気がします。
    三歳児の子に自分は漢字が書けることを披露してドヤ顔するのと同じ事です。

    例えば。
    石鹸の作り方を異世界に広めて一攫千金する。異世界では主人公は発明王みたいな扱いをされますが、石鹸の作り方を発見したのは当然主人公ではありませんよね。でも、異世界人はそんな事知りませんから。
    まさに、虎の威を借る狐ですよ。

    ……と、穿った見方をする私は歪んでいますwww

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。三歳児の子に漢字をかけることを披露してドヤ顔というのはおもしろい例えですね。自分の努力などではなく、受け売りでの知識の披露であっても周囲からの賞賛や尊敬を受けられるというのは気分がいいものなのかもしれません。いや受け売りだからこそ気分がいい、とも言えます。これってノーリスクハイリターンですからね。
     努力なしに なんか圧倒的な力を持って異世界では大活躍、っていう物語の趣旨からすれば、ある意味自然な流れなんだろうとも言えるかもです。

  • おそらくそこまで考えられている作品は少ないから、かなと。
    活躍するには敵が必要。そして、人間の敵として、安易に『モンスター』を出しているに過ぎない気がします。
    そうじゃなければ、敵が人間となり、自動的に人殺しになってしまって倫理的にアウトになります。『相手が人間じゃないからOKだよね。ほら、コイツら人間襲うし』みたいな。そういった作品のモンスターは、あくまでレベルアップの為の只のアイコンで、生き物扱いしてないんですよ。

    世界を欲しい要素から構築してってるから現れる、点と点が繋がらない違和感ですね。
    世界観の分厚さなど御構い無しなユーザーさんも多いので、そこら辺の矛盾は目を瞑るのですよ、きっと。じゃないと書きたい話が書けないから。
    出来ればモンハンかポケモンレベルで世界の仕組みとモンスター・人間の関わりを考えてて欲しいところですが(作中で名言されてなくてもいい)そこはストーリーの主題じゃないので、ね。作者さんが気にしてないからでしょうね。
    気になるなら読むな、やっぱりそういう事なのかもしれないですねww

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。モンスターは生き物扱いされていないという点や、世界を欲しい要素から構築されている、っていう観点は面白いです。確かにモンスターは退治された後消滅して、アイテムとか換金物だけが残るような作品も多いですしね。実際にあんな巨大な生物の死骸を放置していればいろいろ面倒なことも多そうです。綺麗に消え去るのが作者にとっても一番楽なのでしょうか(^ ^;)
     やはり主人公をいかに大活躍させるか、という点が一番の重要部分に持って行くなら、どんなに御都合主義な世界観になってもそれは低い優先順位のところにすぎないのだとは考えます。
     しかしその一方で世界観の厚さというのは、しっかりと作り込んでいけば、広く長く人気の出るようなものになる可能性もあると思っています。
     例えばガンダムや進撃の巨人などは、かなり世界観が作り込まれていてそれが人気のある一要因ではないかなと思います。スピンオフ作品やサイドストーリー作品が多いのもしっかりした世界観でのもと作りやすいというのもあるのかもしれません。

     まあ、、素人がぼんやり読んで頭の中に浮かんだ程度の考察なんで、こういうふうに思う者もいる程度に思ってくださいませ。

  • 初めまして。
    初めてコメントを入れさせていただきます。

    私は異世界転生ものは食傷気味ですが、もとは好きです。

    ここで語られている考察について、私の考えを一つ。参考までに。

    私はチート系・無双系の話は『圧倒的な力を保持する事による心の余裕と無意識な見下しと偽善』を感じる事が時々ありますね。
    まぁ、見下しと偽善は少ないかなとは思いますが『圧倒的な力の保持による心の余裕』は、やはり憧れを抱くのではないでしょうか?
    宝くじに当選した人に憧れる感覚に近いのかな、と。

    あくまで私の主観ですが……
    突然失礼しました。
    続きを楽しみに読ませていただきますね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。圧倒的な力の保持による心の余裕というものに対する憧れというのはというのはあるでしょうね。人にはない自分だけに持つことを許されたもの、というのは人間の優越感をくすぐるものだと思います。現実ではなかなか普通の人には持つことのできないものです。創作物に触れることにより擬似体感できるという部分が、これらのジャンルの人気のひとつなのかもしれません。見下しと偽善というのも、見方によってはそういう解釈もあるかもしれません。女の子にだけ甘いようなストーリーもある感じですし。

  • 第14話 ストーリー限界説への応援コメント

    こんばんは。

    音楽に関しては理論上有限ではあっても天文学的数字になります。
    音符の組み合わせが、ですが。
    これがコード進行になると途端に数が減り似通ってくるので、限界説が囁かれる訳です。
    そして作曲者は過去耳にした印象的な曲に引っ張られ、あれ?どこかで聴いた事あるなあ、と言った曲を作ってしまいます。
    なので、限界だとなるのです。

    これが小説などのストーリーならば無限にあるはずですが、人の考える事に限界があって、あれも似ている、これも似ている、に繋がっているのかと思います。
    そもそも音符の様な記号が無いので、組み合わせを考慮する必要も無いはずですが、知らない事、経験のない事、認知の範囲外の事などは物語に転化出来ない訳で、結果人の経験の範囲内、知識の範囲内に留まるが故に似通った話になるのかと。

    もし仮に世の中の誰も経験した事が無い事象や知識を得たならば、新たなストーリーが生まれるやもしれません。

    とは言えそれが支持されるか否かは不明です。
    誰も共感出来ない可能性があるからですね。

    つまり、共感を得る話とは人が共通して得た体験に基づくものなのかと。
    それが故に同じ様などこかで見た話が、ちょっとだけ時代に合わせて出てくると考える事も出来そうです。

    あ、ガールミーツガールは結構需要あるみたいですよ。
    昨今百合系の作品をよく目にするので。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。一般の人の経験や知識の範囲内で構築されるもの(創作物)というと、やはり共通したものが必然的に多くなってそれが似たようなものになってしまうんでしょうね。
     自分自身が全く経験したことのない事象についてすぐに共感できるとかどうか、ということについては確かに、どうなんだろう?という疑問は感じます。
     今は技術の進歩や生活の変化などが目まぐるしく、昔ではなかったものが今では当たり前のように存在するものも多く(例えばスマホ、インターネットなど)そういう変化に伴って、多くの人に新しく共通認識される事柄が増えてくると、構築される創作物パターンっていうのも増えていくのかもしれません。
    ガールミーツガールはあるんですね。なるほど百合系なら多そうです。割と最近、メジャーな作品にもそういう系統のものも目にします。

    編集済
  • こんにちは。

    異世界はどこにあるのか、と言えば、一般的な異世界物を読むと異なる次元に存在すると解釈できますね。
    同一宇宙に存在すると想定したケースは少ないのかなと。
    そもそも考えていない、と言った印象も強いですが。

    拙作「~異世界転移少女~」や「再臨破壊神」ではパラレルユニバースを元にしているので、神の力に依らずとも並行宇宙を行き来できる、と仮定しています。
    拙作前者は偶然の産物と言う都合の良い解釈ではありますが。
    ついでに超弦理論をベースに据えるならば、我々のあずかり知らぬ世界がある、と仮定して様々な世界や事象を構築できますし。
    因みに「~異世界転移少女~」と「異世界転移で無双は~」は一方通行ではなく、宇宙に於いて質量は一定と言う原則を設定して、双方向で同一質量の移動が同時に行われるとしています。

    更に「異世界転移で無双はできない」のパート2(なろうで8話まで連載)では、「~異世界転移少女~」と世界がリンクしている事も示しているので、全部纏めてひとつの世界設定の下に話しを作ってました。

    そして、今連載中の話も同じ世界観を持たせ、「再臨破壊神」の登場人物がちゃっかり現れたりします。

    こんな設定だとファンタジーと言うよりSFって感じもありますが。
    芯の部分は多元宇宙論をベースに、魔術だ魔法だ魔獣や神などのファンタジー要素を取り入れて世界を作っていますが、読んでいる人はそんな事、意識しないのでしょう。

    あと、この私たちの居る宇宙のどこか、なども考えたりしていた時期がありまして、「再臨破壊神」の続きを構想している最中に、異なる惑星へ行って冒険するとか考えてました。
    この場合は全部神様がお膳立てするので、人は楽に運んで貰えたりして、異なる惑星上で様々な体験をする、なんて話も考えていましたがボツになってます。
    理由は至極単純で人類が同じ形状なのか、同じような思考を持っているのか、どんな進化の過程を辿ったのか、など考えると足りない脳みそがパンクしたので頓挫しました。

    まあ、異世界転移乃至は異世界転生ものの殆どは、ふわっとした世界観しか考えておらず、あまり小難しい設定は無いと思います。
    なにしろ面倒臭いので、その辺は読者の想像力にお任せなのでしょう。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。異世界は違う次元に存在すると設定した方が、遠い宇宙の彼方にあるよりも、やはりいろいろ都合はいいのかなという気はします。
     最近の科学ではさまざまな観測結果から、違う次元の存在の仮定をした方がその説明がつく、ということからその証明を究明しようとしているらしいです。暗黒物質とか暗黒エネルギーとかがその一例です。しかし具体的にまだ現在の段階では証明や理論構築までには至っていません。分からない分野であるからこそ、その辺りを切り口に転生のメカニズムなど作家が自由に設定することは可能なのかなあ、と思ったりしました。
     しかし、その違う次元にある世界に この我々の世界と同じような人類や動植物が存在するのかと言われれば、かなり難しいことなんではとも思います。いまのこの地球に人類が誕生したこともおそらく偶然に偶然が重なった結果だと思うからです。
     もっとも異世界転生の物語の主たるテーマからは そーいうことは、まあ、重要ではなさそうなんですけど。
    (^ ^;)

    編集済

  • 異世界は何処にあるか?
    たぶん大半の作者さんはそこまでは考えていないと思うけど面白い題材ですね。重力の話も興味深い。

    昔の作品でよくあった地球の内側にある世界も別次元に入るのかな?

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。異世界ってそもそもそういう存在なんだろうという疑問はずっと持ってました。違う次元の世界も将来的には科学的に証明される流れになっているみたいですけど、難しすぎてよくわかりません。
     地球空洞説等というのもありますね。北極か南極かに大きい穴があってそこから入って行く世界らしいですが、単に地表の内側の面の世界だけでなく、異次元世界の入口としての説もあったようななかったような。そういう意味では別次元に入るかもしれないですね。

  •  類型4はアニメじゃなければ戦隊が当てはまりますかね。毎回ではないけど今年はこの構成です。あと古いけどサイボーグ009。
    類型3は戦記物になるんでしょうかね。ゲームですけどFEシリーズとかベルウィックサーガとか。ジャンプ系だとナルトがここに入るのかな。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。そう、ヒーロー戦隊ものは確かに 類型4ですね。サイボーグ009もそうですね。思いつかなかっただけで世の中には色々ありますね。結構古くからの作品にこのパターンは多いのかなというように感じました。ある意味「鉄板」の類型なのかも。類型3は 戦記物はこれに該当するものは自分のイメージ的には確かに多い感じがします。自分自身がよく知らないので書くことができませんでした。特にゲームとが分からないもので、、、いろいろ情報ありがとうございます。本文も加筆訂正しとかないとですね。

    編集済
  • テレパシー的なので理解できるっていうのもありますね。同じ転移者が「私には流暢な英語に聴こえる」って言ってたかな。

     カクヨムだと「異世界転生したけど日本語通じなかった」が有名なのかな? 誰も知らない独自の言語を作って主人公と読者が一緒に覚えていく感じの。コメントの返しもこの言語で返していて興味深かったです。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
    「異世界転生したけど日本語通じなかった」は有名ですね。読んだことはまだないのですが 一から架空の異世界言語を構築するなどまるで言語学者が書いたような内容らしいです。多分 読者ターゲットは他の異世界転移作品とは別なんじゃないかなとも思ったり。
     テレパシーは言葉問題を解決するための有力な方法ですね。異世界人の話した言葉が日本人に対してならなら日本語に聞こえ、イギリス人に対してなら英語に聞こえる、、といったような感じですね。
     しかし人間の思考は言語によって決定される、などとも言われるくらい実は人間の思考や言葉はその人が使用する言語に左右されることも多く、また単語ひとつとってみても言語間での1対1の対応もできないようなケースも多くあります。例えば日本語の「いただきます」に完全に対応する言葉は英語にはないそうです。あえていうなら Let's eat とか Dig in とかになりますが、ニュアンス的にはやはり違うようです。
     などとまた物語の本筋に関係ないこと考えたりしてると、テレパシーってことでいいだろ!ごちゃごちゃ言わずに黙って読んどけ!とか言われそうです。




  • 編集済

    第4話 なぜ中世が多いかへの応援コメント

     中世風の異世界はゲームやアニメ等で刷り込まれているのかなと思います。
     手づかみで食事するシーンとかは現代的に見ると汚ならしく見えるからかでしょうか。 食事がパンばっかりの作品とかく見るとそこはぼかしてるのかな?
    中世風ファンタジーでシャワーがあったり、ヤカンで珈琲を沸かして飲んだり、ガウン着て寛いだりするのも僕はこの世界ではそういうものだと気にならない方なんですが気になる人は凄く気になって違和感があるのかな。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。中世風の異世界はロールプレイングゲームでの刷り込みは絶大でしょうね。ドラ◯◯クエ◯◯とかが特に。ドラ◯◯クエ◯◯自体がなぜ欧風中世風なのかといえば、4話に書いたような やはり日本人に「イメージしやすい」非日常の世界観なんだろうかなと私は思ってます。ロールプレイングゲームの発祥は欧州だということもあるとは思いますが。
     物語の食事のシーンでいきなり主人公やヒロインがなんの説明もなく料理を手づかみで食べるシーンなどが出てきたら読んでる方は、え?え?え? と思ってしまうかもしれません。そっちの方が中世に即した描写なんでしょうけど 読み手の側がそこまで中世の生活も知らないし、あくまで読んでるのは現代日本人の読者ということから食事風景もそれに合わせる方が 読者側が安心するんだろうと思います。私自身は あれ?中世の段階の時代にこんな物や習慣あったっけ?と感じたりすることはあるのですが、そもそも物語の本筋から離れた余計な感想ですから基本はスルーです。

  •  「死神にお願い」をフォローしていただきありがとうございます。タイトルに興味を惹かれ読ませてもらいました。

     僕自身は面白ければ転生無くてもいいんじゃないかと思うのですが、転生させたくないけど転生しないと読んで貰える段階に進めないという悩みも聞いた事があります。努力無しのチート能力も、読み手が努力して何かを手にいれた経験が無いから努力に共感を持てないという意見もありますね。

     僕の知ってる作品だと悪の組織の戦闘員が魔法のある西洋ファンタジーの惑星に転送されるというのもありますが、このパターンも異世界転移に入りますかね。 

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。確かに転生でなくても異世界だけでの完結したものでもいいんじゃないかというのは、私も感じているところのものです。やはり普段平凡だったのに違う環境では実は すごかった (特に努力することもなく)というのが 読み手にとっての魅力あるシチュエーションなのかなと。悪の組織の戦闘員が転生というのも斬新ですね。戦闘員なら元から強いから 従来のものとは一線を画した作品ですけど、これも異世界転生といえばそうなるのかな。そういえば国家元首が転生したような話もありましたね、、、

  • こんばんは。

    わざわざ好みに合うかどうか不明な拙作(累計2)をお読み頂き、更にはコメントまでも頂けて有難い限りです。

    類型2と3は異世界(転生するしないに関わらず)ものには多いケースだと思います。
    拙作は典型的な2ですが現実社会を舞台にしているので、現代ファンタジーが本来のカテゴリですが、競争が激し過ぎるので、ラブコメに押し込んだキワモノですが……

    類型1はアニメ化された作品が多いですね。
    ウィッチーズは初めて見て、なんでパンツ?と思った、ある意味キワモノだと思います。
    スライムはコミックスを買ってまして、実は密かにお気に入りです。
    戦車はアニメでの描写が良かったですね。

    今期アニメの大半が類型2乃至は3でかつなろう系が席巻しているようです。
    原作を使い捨てし続けた結果、なろう系から一気に放出された感はあります。

    あ、グリムガル、お気に入りです。

    類型4は少女漫画の中でも逆ハーレム系に多く見られるようです。
    探すと結構あります。

    類型5はまあBLに多い傾向はありますが、ひと昔前の某男塾でしょうか。
    高校8年生なんておバカな漫画も。
    湘爆も多くは男子キャラです。
    昔の作品に多く見られますが、今はBL以外ではあまり需要が無いかもしれません。

    結局、様々な創作物に求められる要素が、現実を忘れさせるもので、その代表と言えるのが、ディズニーリゾートでは無いかと思います。
    まさに夢の国、ワンダーランドでしょう。
    皆さん、現実に疲れているのかと。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。類型1では確かにアニメーション化の作品がかなり多いと思います。しかし考えてみたらそのうちのきらら系が相当な割合を占めるような感じもします。きんもざ ごちうさ 新ゲーム うらら ひだまり とか。これらは男子にとっては人気があるかもですが、女子でこれらの作品見る人っているんだろうかと思ったりします。2は主人公の恋愛無双が主な要素です。(もちろん男子の立場からの)そういう意味では 2 と 4って男子目線からの恋愛無双か女子目線からの恋愛無双かの違いだけで本質的には同じものなのかもしれません。2は男子向け、4は女子向け、って感じで。3は恋愛無双は主たるテーマではなく、男女合同のグループやパーティー間にある様々な葛藤や対立、駆け引き、それらの克服みたいな人間関係ドラマ的なものを主としたテーマに展開する類型になるものだと思います。グリムガル ってそんな感じがします。基本的に3は他の類型の物語とは読者のターゲットが少し異なるんじゃないかな、、、とも感じたりします。
    5は そう、男塾ですね!失念してました。往年のジャンプの作品って5のパターンが多かったような気が。世紀末も筋肉も奇妙な冒険も男ばっかりです。本文も訂正しておかないと。昔はこういう話が大人気だったですね。今のジャンプはどうなんだろう。
    ウィッチーズは戦闘脚をはくためにパンツとかいう設定があったような なかったような。
    戦車の話 は 戦車を知らなくても楽しめる、そんな作品だったような気がします。CGとかで映像もすごい迫力だったと思います。でもキャラクターがいい感じで戦車よりも表に出ていたというかそんな印象でした。今年あった寿飛行隊は日本の昔の軍用機知らなかったら話わかりづらいところもあったのではないかと感じました。他人には言えない妹の秘密と教師と後輩ちゃんに出てくる登場人物は皆それぞれ特徴のある魅力的なキャラクターに感じます。やはりストーリーが面白くなるには魅力的なキャラクターって大事なんだなと思いました。

  • こんばんは。

    なろう系と言えばバッシングと言える程に定番化していますね。
    では、何故叩かれるのか、と言えば諸説あって検証もされていますが、凡そテンプレワンパターンによる質の低下と、読み手の質もまた低いと言うもののようです。

    特にご都合主義の世界観、ハーレム、チート、凡人が異世界無双しないと読まれない、読まれないから読者に迎合、と作者も読者も問題があると見られています。

    現実世界を描いても恋愛やラブコメも読まれ難く、異世界に圧倒的に集中する作品群は、読者の望むものに応え続けた結果であるとも。

    故に、何処を切り取っても同じ、金太郎飴状態のなろう系に、苛立ちを覚える人も出てくるのだと思います。

    数多とある小説を読んでみたら全部一緒、となれば腹も立つでしょう。

    結局は、なろうが読者を育て損ねた結果でもあろうかと思います。
    なろうの読者は誹謗中傷も平気でしますし、作品のストーリーに口出ししますし、ある意味やりたい放題です。

    読者無双をさせ続けたのは運営の責任で、出版社では無いから、育てる概念も無くここまで来たとも言えるかと。

    同族嫌悪かは不明ですが、元はファンだった人も居ると考えれば、無くも無いのかと思います。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。今の小説投稿サイトには本当に異世界ものが多く、まさに玉石混交、いったいどれを読めばいいのか、と思うほどの量です。テンプレに従って言葉を当てはめていく というさほど労力のいらないものは大量に出回って行くのはある意味仕方のないことだとは思います。
     中には稚拙な内容・設定・文章の作品のものもたくさんあるでしょう。それ自体は悪くないというか、このネット社会ですから世に出てしまうものだと思います。問題はそれらが淘汰されずに、残ってしまい、人気のあるジャンルゆえに、そしてそれが理由で ともすれば評価されてしまうようなこともあり得てしまう世の風潮が問題なのかもしれません。
     出版社だってアニメーション制作会社だって結局は「売れるものを作る」ことか大前提です。なろう系全盛は行き着くべきして行きついている状態なのかもです。
     
     努力せずに大活躍、そういう話が広く好まれるのは 世の中の傾向としてはどうなのかな、と思う一方、じゃあ努力すればそれは必ず報われるのか?という問いに対してはなんとも返答もしようがありません。もう少し個々の努力が報われやすい世の中になれば、また流れも変わるのかもしれません。
     なろうが読者を育てず読者無双をさせ続けた結果のものというのも大変興味深い視点です。自分は なろうの方サイトは見たことがなくて(^ ^;)

    編集済
  • こんばんは。

    戯言などでは無く的を射ていると思います。

    現代の文明の利器を異世界に持ち込む。
    わりと目にしますね。
    その結果文明無双のパターンもありがちです。
    ナショナリズムか、と言えば微妙ですが、自信を無くしつつある日本が異世界ならば賞賛される、そんな話で憂さ晴らしもあるのかと思います。
    仮にナショナリズムとすれば国粋主義に当たるのでしょう。

    今の日本は既に中国は疎か東南アジア諸国にも所得面で負ける程に落ちぶれています。
    軍事力にしてもアメリカにおんぶに抱っこですから、日本単独では北朝鮮にすら梃子摺りますね。

    閉塞感はまさにそれだと思います。
    二進も三進も行かない閉塞感の中で唯一輝ける場所が異世界なのでしょう。

    昭和の頃はSFが流行っていましたが、その頃は社会全体に夢がありました。
    ラノベと言うジャンルはありませんが、漫画では数多と連載され賑わっていました。

    今はSFは下火になり先人の偉大な作品もあり、設定が少しでも雑だと支持されないと言うのもありますね。

    ラノベに限らず創作物は時代を反映する鏡でもあるので、今を知るには今の流行りを追えば分かる、という事でしょう。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。確かに文芸作品や創作物などは時代を写す鏡とはよく言われます。冷戦時代にアメリカでは007などソ連を悪者にしたスパイ映画などが人気を博し、冷戦終結後は宇宙人などを相手にして地球(というか主にアメリカが)が勝利するような内容の映画が人気を博しているのはそういったものの表れでしょう。日本の高度成長期では科学万能の風潮からSF作品や漫画では鉄腕アトムなどが人気を博したのもやはり時代の反映なんだと思います。高度成長も望めず、バブルも崩壊してから20年以上経った今の世の中で、求められるのは何だろうか、、、などと考えた時にこういうナショナリズム的なことでした。なんだか思考遊びに陥っているような気もありましたが、共感をしていただいたということは、やはり自分だけが思っているようなことでもないのかな、と感じました。
    ありがとうございます。

  • 考えてみれば凄い世界ですね。
    町を一歩出れば魔物が闊歩している。
    そんな世界で文明が発展するか、と言えば不可能ですし、農産物の生産も不可能でしょう。
    海も魔物が多く漁師も成り立たないはずですが、その様な面倒な部分は冒険者が居るから大丈夫、として考えなくて済む様にしている訳でしょう。

    それらは全て引っ括めて、ご都合主義と呼べます。
    それが無いと綿密な世界構築が必要になり、矛盾も生じ易くとても物語を作れないので、触れない、即ち、お約束となるのです。

    暗黙の了承あってのラノベなので、全てのお約束を排除すると、爽快感も無いただ人が死ぬだけの話になりかねないです。
    さすがに、そんな話は誰も読まないでしょうから、お約束は必要な要素なのでしょう。

    今は異世界ファンタジーは食傷気味で読んで無いですが、いずれまた読みだすかもしれません。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。おっしゃる通りこのような魔物やモンスターが徘徊する世界ではそもそも農耕や文明の発展がそもそも起こりうるのか、、という感じは持っていました。これは物語なので基本的に主人公の視点のみで語られるべきものであるのは 分かってはいるのですが、一般市民だとか弱小モンスターの視点などから見たらこれはどうなるんだろう?などと色々頭の中で余計なことを考えてしまいます。わたしはおそらく純粋に物語を楽しむのには向いていないんだろう、、、(笑)などと思ったり。異世界ものでは暗黙の了承というのは確かにあって、あくまで架空の世界なので 綿密な世界構築の設定やきっちりした時代考証などは 枝葉末節な事柄で、そういうの気になるなら他のジャンルの作品でも読んでなさい、ってことなんでしょうけども(^ ^;)

  • わざわざ拙作を読んで頂いてまでの返信ありがとうございます。
    あれを気に入って頂けた方は、なろうも含めてほんの数人でしたが、自身が拘った部分を評価頂いて、大変うれしく思います。
    とは言え数多く読んだ異世界ものに対するアンチテーゼでしかないのですが。

    言語はまさに拙作の肝です。
    まるで翻訳こん〇ゃくを食べたかの如く、当たり前に言葉が通じる事に強烈な違和感を感じ、登場人物にはそこで苦労して貰おうと。

    生活習慣にしても食事にしても寝床にしても、まず触れられていない照明に関しても。
    蝋燭一個灯しても室内は微塵も明るくなりませんが、物語でそこに触れたものは皆無です。
    現代の効率の良い蝋燭と中世の蝋燭では雲泥の差があるのですが。
    中世以前の絵画を見れば一目瞭然なのですが、人物が浮かび上がって背景が真っ黒なのは、暗過ぎて見えないからです。

    ですが、それらは物語の上では不要なものでしかありませんでした。
    ちなみにその後に書いた異世界ものでは言語の壁はご都合主義に則りました。

    作者からの返信

    コメントありがとうござます。「異世界転移で無双はできない」、第3話目でいきなりこんな展開?!という感じで意外性のある作品でした。と同時に 自分が以前からこんな話はないのかな、とまさに求めていたような作品でした。確かにご指摘の通り中世の世界が現代と同じような生活をしていたわけがありません。食事、寝床、照明など現代人には想像もできないような差異があるのは当然です。電気、ガス、水道、自動車、スマホなどのある現代文明に慣れきった人間がいきなり中世と同等の生活をしいられたら、正直ノイローゼくらいなってもおかしくはないと思ってます。
     ロウソクひとつとってみてもその性能の違いはあるんですね。
     自分も異世界転生の話を読んだり観たりする中で、なぜこんな問題なく転生した世界に一瞬で溶け込めるんだ?という部分での違和感はずっと持ってました。しかも日本語通じるし! しかし、世間一般ではどうも そういう部分は特に気にするでもなくこのジャンルの作品は大人気です。その辺りから私のこの「なぜ異世界転生ものが多いのか」を書いてみたきっかけになりました。そもそも多数派の読者にとっての異世界転生に望むもの、期待するものというのは、「異世界」というのは主人公を大活躍させるための舞台装置的なものであり、それに関わりのない部分、つまり時代考証的なものというのは重要でないということなんだろう、、、、と考えたりしています。

  • これは西洋文化に征服されたから、というのが最大の原因な気がします。それ以前では真田十勇士、南総里見八犬伝、怪傑ハリマオとかいろいろありますし。世代によっては、ヨーロッパの方がイメージしにくいのかも。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。
     世代や人によってはヨーロッパよりも日本やアジアの方がよりイメージしやすい世界観であることはいえると思います。今後は西洋の影響が少なくなって転生ものも多様化していけばそういった作品も多く現れるかもしれませんね。

  • 第2話 なぜ転生するのかへの応援コメント

    読書や映画鑑賞が現実逃避にすぎない、というとそうでもありません。聖書はキリスト教の拡大につながっていますし、我が闘争は筆者の意見表明です。では、異世界転生物はどうか。メタでシニカルな展開も自由という利点があると思います。これは、既存のファンタジーが行き詰っている証拠なのかも。既存ファンタジーを打破したい、革命を起こしたいという点では現状打破に間違いありません。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    読書も映画も、現実から離れた娯楽というだけでなく、その影響を受けて現実の行動などに働きかけることもありますね。異世界転生ものも多様化していけば既存のファンタジーの打破に繋がっていくのかもしれません。

  • 第2話 なぜ転生するのかへの応援コメント

    異世界でチート能力を得て無双しハーレムを築くと言うのは所謂「なろうテンプレ」ですね。
    因みに転生と転移があって、前者が生まれ変わり、後者が召喚など飛ばされるもので、なろうでは別物扱いです。
    なろう系とは小説家になろうの投稿作品から来ています。

    なぜこれが流行るのかは諸説あるので何とも言えませんが、個人的には社会の閉塞感もあるのかと。
    所得格差の広がり、リストラ、非正規労働者の増加など、未来に希望を見出せない社会が故に夢を見せてくれる作品が好まれる、と言うのもあると思います。
    ぶっちゃけ現実逃避かと。

    転移ものでリアルを追求したものを書きました。
    見事玉砕です。
    「異世界転移で無双はできない」
    オムニバス形式です。
    なろうではパート2も連載してみましたが、途中で頓挫しました。

    やはりラノベは夢を見せないとダメですね。

    作者からの返信

    ご指摘ありがとうございます。なろう系の由来は誤解していたようです。本文訂正しとかないとですね、、、
    転生と転移と別れて扱われてるんですね。あまり自分は区別がついていませんでした。
    「異世界転移で無双はできない」拝見させてもらいました。一般の転生ものではスルーしたり無視してしまうような細かい部分などを非常にリアルに描写されているのでとても面白く読ませてもらいました。かなり知識な豊富な方でないと書けない作品かと思います。個人的にこういう時代考証的な部分がしっかりした作品は好きです。ジャンルとしてはむしろ 歴史・時代・伝奇にしてもいいような感じもします。こういうリアルな作りの作品が多く現れないのは残念な気持ちもありますが、やはりリアルよりも夢を全面に出す方が主流ということなのかもしれません。ご指摘の通り社会の閉塞感というのはその要因の一つになっているのかもしれません。

    編集済