応援コメント

第5話 なぜ主人公が異常に強いか」への応援コメント

  • 逆に初期値レベル100最強チートの方が書きづらいですね。
    だんだんレベルアップ、じょじょに成長の時代遅れ作品を書いていますがチート化し始めてから筆が遅いです。
    そして確かに成長系は長期になりがちですね、まあ仕方がないのかな。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。作者の方によっては、最初から強すぎるほうが逆に書きにくいということもあるかもしれないですね。一方的になりすぎて、ワンサイドゲームになりがちなストーリーというのは盛り上がりにかけてしまう内容になる危険性もある感じはします。
     主人公の成長を読者も一緒になって見守りながら進めて行くストーリーというのも固定層のファンがつきやすいと思うし、長編には向いている作品になりやすいと思います。

  • 1つ思うのは、最近はとにかくオムニバス形式かそれに近い作品が好まれるということ。
    アニメも3ヵ月終わりが主流、ラノベも下手に巻数重ねるよりも短期販売の新作が数多く出版されているように思います。
    これは明らかに、主要顧客が時間的に忙しい社会人にシフトしたからでしょう。

    こうなると長編物は、一部の人気作を除きなかなか見てもらえません。
    結果的に人気が出て長続きする作品はありますが、最初から長編を前提にした作品はなかなか売り出せないのが実情なのでしょう。
    主人公が強いことは昔からの王道ですが、弱い立ち位置からレベルアップしていく過程を描写するには連載期間が短すぎて、最初から強くする以外の手段が乏しいのかと思われます。

    物語初期からヒャッハーに無双する一子相伝の拳法使いも、一応その昔に大事な人を奪われた辛酸をバネに無敵の強さを得たというバックボーンが存在しました。
    これもまた1つの王道ですが、言い換えれば昔ならともかく今となっては、パターン化してると呼ばれかねない背景設定です。
    せめて過去の物語をじっくり描写する時間があれば差別化も図れますが、それも余裕も無いならいっそ最初から理由もなくチートにしてしまう方が、本編を描く方にリソースを割けるので独自性を出しやすいのかと思われます。

    今でもじっくり伏線を張ったり主人公が徐々に困難を乗り越えて成長していく作風を愛する人は多く、それもあっていわゆる「なろう叩き」が出てきてしまう背景もあります。
    しかしそれでもこの手の作風が流行っているということは、それ以上にこの形式を好む人々が多いのでしょう。

    短期作品が好まれるこの状況は、言い方は悪いかもですが質より量を求める読者・視聴者が多いという事のように感じます。
    もちろん一定の質を担保した上での話ではありますが、長編物にしかできない物語の深掘りを求める人は少なくなっている、もしくは私生活が忙しくて追いかける余裕が無いという事ではないかと。

    そうなると仰るように「作家にとっての描き易さ」も無視できない要素ですね。
    数を出すには重過ぎない労力で一定の質が得られるテンプレートというものが必要になってしまい、その1つがいわゆるチート主人公という事ではないかと思われます。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。長編の作品を出しにくいことも主人公無双の要因の一つというのは言われてなるほどと感じました。
     確かに書店などで見ると新刊ラノベのコーナーには本当にたくさんの作品が並んでいます。出版社にとっても収益の望めるカテゴリーなんだろうという想像はできます。とにかく売れるだろうと見込みのあるものを数多く出して その中から実際の売筋のものがあれば続編を出していき 結果として長編のものになって行くという構造なんだと思います。そうすると1巻でそういう今後の長編化を見越しての内容は作りにくいでしょう。最初から能力的に「完成された」主人公像が出来上がるのは当然の帰結だと思います。
     また読み手の方も社会人が多いとなれば仕事も忙しく時間が限られた中で長編作品に手を出す余裕も持ちにくいというのはまったくその通りだなとおもいました。また今は昔と比べて、色々な娯楽があります。スマホやPCのオンラインゲームや動画を見たり昔にはなかったようなものあります。書籍だけに時間をさくことも難しいのかもしれません。
     主要顧客がお金のあまりない学生などより、お金をもつ社会人をターゲットにするのも出版側にとっても当然的な方策と言えます。
     主人公が成長していく作風の好きな人にとっては、異世界転生ものは馴染めない作品になるんだとは思います。しかし世の傾向として、努力して結果を出すよりも、そういう面倒なことはなしで結果だけ手に入っていればいいという風潮が全体的に過去より強くなっているのかなあと思ったり。

     主人公成長作品には その制作の労力、時間が主人公無双作品よりもかなり多く費やされると思います。数多く出版するのが目的となるのならば、どうしても量産に向いた主人公無双の方が増えるのは仕方のないことなのかもしれません。

    編集済