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2020年7月18日 10:31
こんにちは。ローランド語録は確かに「俺様最強」を地で行く感じです。ただ、その裏ではきちんと努力しトップで居られるよう、自己研鑽を欠かさないという部分もあるので、努力なしでチートを得ている異世界転生者とは、根本が違うのかなと思います。今のファンタジーでは努力なしで最強になるので、ある意味世相を表していそうな、そんな気もしますが。ライバルが居ない、もそうですね。昔の作品には好敵手が居て常に互いを高め合う、意識し合っていましたが、今の作品傾向はその点で薄っぺらです。最初から強い、他は全部雑魚、って感じで世の中疲れてるのかとか思ってしまったり。努力には多大な労を要求されますし、そんな労は現実だけで沢山、ってのもあろうかと。現実は将来の希望を抱き難く、代わりに圧倒的に強いキャラで、何もかも吹っ飛ばしてくれる強さが求められる、そんなものもあるのでしょう。やっぱり社会の閉塞感ってのもありそうです。高度成長期からバブル期までは希望がありましたし。今は少子高齢化で先行き不透明、かつ政治は出鱈目ともなれば、希望を抱くなんてそれこそ雲を掴むようなものでしょう。世に数多と出てくる作品にはやはり時代背景が色濃く反映されるのかなと。そこにピタッと嵌るとヒット作になりますし、外すと鳴かず飛ばずですから。こうして思考するのも面白いものです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。確かにローランド氏もトップであり続けるための努力や苦労というものも相当にあったと思います。ああいう世界もまさに生き馬の目を抜くような熾烈なところだと思います。そういう中で自分の立場を維持し、また世の中の話題になる人物にまで上りつめるというのは並大抵のことではないでしょう。本人の努力と、それに伴う周囲からの評価というものは基本的にある程度は比例関係にあるとも思います。 しかしローランド氏の場合は その隠れている努力の部分はスルーされて、見た目の華やかなところがクローズアップされているような感じもします。 主人公とそのライバルが、常に意識しあって技術の向上に努めるというようなストーリーの骨子は以前は 広く受け入れられるものの、最近では努力をひたすら続けることは泥臭いようなイメージがあってあまり受け入れられないのかも、という印象も受けます。 主人公が壁にぶち当たり、戸惑い、苦悩し、しかしそれを乗り越えて成長するというストーリーはあまり異世界転生ものでは馴染みがないと思います。 現実で壁にぶち当たり悩みを持つと、創作物の世界では おっしゃる通り、圧倒的に強いキャラが何もかも吹っ飛ばしてくれる、そういう爽快さの部分だけを求めていくような傾向になることもあるのかもしません。
こんにちは。
ローランド語録は確かに「俺様最強」を地で行く感じです。
ただ、その裏ではきちんと努力しトップで居られるよう、自己研鑽を欠かさないという部分もあるので、努力なしでチートを得ている異世界転生者とは、根本が違うのかなと思います。
今のファンタジーでは努力なしで最強になるので、ある意味世相を表していそうな、そんな気もしますが。
ライバルが居ない、もそうですね。
昔の作品には好敵手が居て常に互いを高め合う、意識し合っていましたが、今の作品傾向はその点で薄っぺらです。
最初から強い、他は全部雑魚、って感じで世の中疲れてるのかとか思ってしまったり。
努力には多大な労を要求されますし、そんな労は現実だけで沢山、ってのもあろうかと。
現実は将来の希望を抱き難く、代わりに圧倒的に強いキャラで、何もかも吹っ飛ばしてくれる強さが求められる、そんなものもあるのでしょう。
やっぱり社会の閉塞感ってのもありそうです。
高度成長期からバブル期までは希望がありましたし。
今は少子高齢化で先行き不透明、かつ政治は出鱈目ともなれば、希望を抱くなんてそれこそ雲を掴むようなものでしょう。
世に数多と出てくる作品にはやはり時代背景が色濃く反映されるのかなと。
そこにピタッと嵌るとヒット作になりますし、外すと鳴かず飛ばずですから。
こうして思考するのも面白いものです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
確かにローランド氏もトップであり続けるための努力や苦労というものも相当にあったと思います。ああいう世界もまさに生き馬の目を抜くような熾烈なところだと思います。そういう中で自分の立場を維持し、また世の中の話題になる人物にまで上りつめるというのは並大抵のことではないでしょう。本人の努力と、それに伴う周囲からの評価というものは基本的にある程度は比例関係にあるとも思います。
しかしローランド氏の場合は その隠れている努力の部分はスルーされて、見た目の華やかなところがクローズアップされているような感じもします。
主人公とそのライバルが、常に意識しあって技術の向上に努めるというようなストーリーの骨子は以前は 広く受け入れられるものの、最近では努力をひたすら続けることは泥臭いようなイメージがあってあまり受け入れられないのかも、という印象も受けます。
主人公が壁にぶち当たり、戸惑い、苦悩し、しかしそれを乗り越えて成長するというストーリーはあまり異世界転生ものでは馴染みがないと思います。
現実で壁にぶち当たり悩みを持つと、創作物の世界では おっしゃる通り、圧倒的に強いキャラが何もかも吹っ飛ばしてくれる、そういう爽快さの部分だけを求めていくような傾向になることもあるのかもしません。