概要
一般将兵の場合
異世界戦記。
地球ではない惑星。帝国と連合王国は、政治信条、領土問題、歴史問題の齟齬から、争いを続けていた。
戦争に動員された将兵は、何を思い戦うのか。
戦う理由としての、大義名分。それはそれとしての、今日の夕飯。
『一人の人間の死は悲劇だが、数百万の人間の死は統計上の数字でしかない』との言い回しがあるが、その数百万人にも人生があるのだ。
(一話完結型で、各物語に連続性は持たせていません)
地球ではない惑星。帝国と連合王国は、政治信条、領土問題、歴史問題の齟齬から、争いを続けていた。
戦争に動員された将兵は、何を思い戦うのか。
戦う理由としての、大義名分。それはそれとしての、今日の夕飯。
『一人の人間の死は悲劇だが、数百万の人間の死は統計上の数字でしかない』との言い回しがあるが、その数百万人にも人生があるのだ。
(一話完結型で、各物語に連続性は持たせていません)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!絶景の下の地獄
本作の中で特に印象に残ったのは、主人公達が乗る飛行機に向けて放たれた弾丸に対して主人公が「きれいだな」と呟くシーンでした。
もちろん弾丸は彼女達を殺害する明確な意思を持って放たれたものであり、もし弾丸が直撃すればそのとおりになっていたでしょう。
このシーンを頭の中で思い描くと、それは何年か前に目にした自衛隊の公開演習と重ります。
そこには、機関砲から伸びる曳光弾の光線や榴弾砲の曳火射撃で空に描かれる茶褐色の爆炎に確かに見とれている自分がありました。
美しい光景の下で生み出される殺戮、そしてそれに魅入られる人間の狂気というのも戦争の一面であり、そうした描写も本作の魅力の一つではないで…続きを読む