共に夢を愛せる存在を持つ人たちへ

 芸術家をモチーフ、テーマに持つ物語に相応しい、幻想的で美しい文章が目を引く物語です。

 タグにある夢十夜、夏目漱石という単語から想像される通り、主人公の男女にはどこか影があり、人格に欠落した点が見られる所にも惹かれます。心理描写、情景描写に力を注いだという通り、比喩表現がとても綺麗で、それに見合う構成を備えている所が正に現代ファンタジーです。

その他のおすすめレビュー

@psi-fiさんの他のおすすめレビュー42