同じ出来事でも、視点を変えるとまた違ったものが見えてくる。

文官として働くカトリーヌは、職場の先輩であるティエリーが気になります。
少しでもお近づきになれたら。そう思いながらも、奥手な彼女は一歩引いたところから見るしかできません。
だけど当のティエリーは、そんなカトリーヌに優しいことばをかけ、ピンチの時は助けてくれます。優しくて頼りになるティエリーは、絵に描いたような憧れの先輩そのもの。
果たしてこの想いは届くのでしょうか?

と、これまで説明したのが、カトリーヌの視点で送る物語です。このお話は、彼女視点の物語が終わった後に同じところをティエリー視点でなぞるのですが、同じ人、同じ出来事なのにこうも印象が変わるものなのか。
人は、見た目と中身が同じとは限りません。憧れの先輩ティエリーの、表と裏二つの顔をご覧あれ。

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