溺愛警報発令中! 王国物語スピンオフ3
合間 妹子
--主要登場人物紹介--
年齢、称号、肩書はこの物語が始まる王国歴1049年秋のものです。架空の設定なので、混乱を避けるため貴族は姓と名のみに統一しました。少々のネタバレを含みますのでご注意ください。物語はカトリーヌ編、ティエリー編に別れており、後半のティエリー視点の方にだけ登場する人物も多いです。
***
カトリーヌ・クロトー(18)
男爵令嬢の彼女の実家は王都からやや離れており、王都の貴族学院に編入するために単身上京した。学院では好成績を修めて高級文官として王宮に就職する。金髪に灰色の眼と見た目は華やかで遊んでいると誤解されがちである。
ティエリー・ガニョン(24)
ガニョン伯爵家長男。カトリーヌが配属になった執務室の室長補佐を務めている。穏やかで誠実な彼は優秀な文官として周囲の信頼も厚い。アントワーヌからは将来有望な若手文官として就職時から認められていた。
ソニア・ガドゥリー(18)
貴族学院時代カトリーヌの同級生で親友。魔術師として王宮魔術院に務めている。世間に対して斜に構えたところもある。カトリーヌの良き理解者であり彼女の事情を知る数少ない人物。
ローズ・ソンルグレ(17)
ソンルグレ侯爵家の長女。貴族学院で文官になるために勉学に励んでいる。カトリーヌの一年後輩で、同じ司法院にのちに就職する。父親が大物すぎるためか、就職当初は彼女も色々苦労する。
マキシム・ガニョン(21)
ティエリーの弟で騎士。見目麗しく人懐こい性格の彼は男女共に?ファンが多い。特に学院時代にはあちこちで浮名を流していたが、その後は……? 愛称マックス。
アントワーヌ、フロレンス・ソンルグレ侯爵夫妻
ローズの両親。物語開始当時、宰相室の補佐官だったアントワーヌはその次の夏に王国史上最年少で副宰相に就任する。夫妻にはローズの他にフロレンスの連れ子ナタニエル(22)と次女マルゲリット(15)がいる。
ジャン=クロード・テネーブル公爵
王宮魔術院総裁。王国随一の黒魔術の使い手で魔術院のトップ。妻のビアンカに対しては非常に甘い。彼女に近付こうとする男性はまず追い払われるのは昔と変わっていない。
ビアンカ・テネーブル公爵夫人
王宮魔術院勤務で世にも珍しい白魔術を使う。この物語で彼女が使うのは動植物と意思疎通が出来るという能力である。
ベンジャミン・モルターニュ(27)
王宮魔術院勤務。ティエリーの知り合い。クロードには危険性のない男と認められているため、ビアンカの茶飲み友達という名誉ある立場に居る。
アナ=ニコル・ルクレール侯爵夫人
王宮魔術院勤務。近衛大佐の夫ジェレミーとの間に文官のギヨーム(19)、騎士志望のアンリ(17)とミレイユ(15)が居る。残念ながらこの物語に出てくるのはアナとギヨームだけである。
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