超能力を与えられた者たちは一人ずつ破滅していき、そして最後に……

一人の人間が超能力の使い方が書かれたノートを拾います。
使える力は「瞬間移動」「未来予知」「透視」などどれも「あればいいな」と思うものばかり。
しかし実はその能力には思わぬ落とし穴があったのです。
ノートの持ち主は次々に変わっていき、その裏側には思わぬ真実が隠されていたという物語です。

話の構成が特に練られていて、あえて時間軸として後に起こった事件から描写されています。
最初はどういう事なのかと思った出来事が少しずつ関係性が明かされていき、伏線がつながった時はじめて事態の全貌が見えるという作り方には感服するばかりでした。

短く読みやすいので、気軽に楽しめます。
是非ご一読を。

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