混じりあって

 バーグさんは、書く人、読む人、編む人、全てに愛される……はずの……AIである。その毒舌は単純な批判精神だけではないだろう。
 本作の主人公は、既にして人がものを書く根源を掴んでいる。なればこそ、バーグさんの毒舌とアウフヘーベンしてカタリに具象化して欲しい。トリはそれら全てを見守っている。