読者までもが呪術にかかったように見入ってしまう

奇怪な依頼と対照的に、高名な父と息子であると同時に弟子でもある主人公という関係性が、不思議と親しみを与える。

臨場感あふれる戦闘・お祓いシーンは、舞台描写の妖艶さも相まって、読者の中で見事に完成される。
まさに一種の呪術のように。

私個人として興味のある鎌倉・南北朝時代が少しスポットライトを浴びているのも面白かったです(笑)

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