始まりの終わり。

 珍しくユリの視点で描かれた本作。ようやくユリも冒険に出た。恋の冒険に。
 ワタルがシャベルやツルハシをふるうのと同じように、ユリは言葉と表情をふるう。しかし、彼女は賢く理知的な人間だから、何度もそれを止める。そして確かめる、こわごわと。

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