色違い凸凹

 詩人のなんたるかを語り尽くした本作、軽やかな筆致で詩の楽しみと心得を音符のように聞かせてくれる。流麗な情景描写と秀抜な心理描写が滑らかに噛み合い何度でも触って確かめたくなるような……気持ちが最後の最後でアレか! せっかくクソ真面目にレビューを書いていたのに! あ、とても面白かったです。