刃の上に立つように

 なんとも剣呑な雰囲気が漂う二人の未来。
 決定的にすれ違っているような、でもそれでいて、かっちりと噛み合ってもいるような。

 そういった、すれ違いながらも繋がり合う二人の関係を、硬派ながらもどこかユーモラスな筆致で描いた……まさにラブコメの妙そのものの作品。
 素晴らしい短編でした。