イリヤの空、UFO の夏を読んだ日

これはなんなんだろうと思った。心を抉られた。翌日は仕事も手に付かない。考察サイトを漁り、ここにたどり着いた。はじめはイリヤの空のシーンを深く思い出し、余韻ばかりが心に響く。イリヤの空は正直続きが気になりすぎて、速読気味にしか読んでいない。二日目、イリヤの空をKindleから追い出した。何度も読み返し、喪失を繰り返すから。
三日目の朝、全ては秋山瑞人という天才による、ただの《作品》であることを確認するためにこれを読んでいる。
それにしてもこの瑞っ子、ここまで分析できるまで、一体何度指を震わせ、眠れる夜を過ごし、涙をこぼしたのだろう。

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