ストーリーとして何がどうという話ではないんだけど、ただひたすらに、すべてが美しい。たまーにこういう美しいものと出会うことがあるから、WEB小説というものもやめられない。
きょうじゅなのだ ペンネーム神笠京樹。 またの名は偽教授。 主に自主企画「偽教授杯」を主催している人。 年一ペースで「偽物川小説大賞」というのもやってます。…
人間の残したものも、白いホコリも、何もかも等しくただ存在するだけの世界愛を知らずともこの世界に興味を持つことはできるかもしれないそしていつかこの世界を愛せたら、同じように誰かを愛せるかもしれ…続きを読む
少年のロボっぽさと子どもっぽい趣味と愛情の書き方が絶妙。少年の博士への想いも、彼はああ言ってるけど愛なのだと思いました。寂しくって、綺麗で、閉じてる短編。文字数より濃ゆい。
廃墟と化した、人類滅亡後の世界で、アンドロイドの少年は何を思うのか。そこにあるのは、残像と記憶、そして遊ばれることのなくなった玩具。もの悲しくも、美しい世界観です。
「エイン博士は人間を愛していなかったし、少年もエイン博士を愛してはいなかった。それでも、少年は博士の残像をその記憶から消すことはないだろうし、形見の外套が、すりきれて使い物にならなくなったとしても、…続きを読む
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