概要
最高の映画に感謝を込めて描いたはずだったのに……なぜこうなるの?
主人公である薔薇美が、あの映画を観賞する物語でございます。
もうご覧になられたかたも多いでしょう。
おこがましゅうございますけど、わたくしも表現者のひとりとしてリスペクトしてみました。
ところが、ところがでございます。結果は、これでございます。
どうやったら普通の物語が描けるのか、試行錯誤する一年になりそうでございます。
本年最初の物語。
ご覧いただければ幸いでございます。
もうご覧になられたかたも多いでしょう。
おこがましゅうございますけど、わたくしも表現者のひとりとしてリスペクトしてみました。
ところが、ところがでございます。結果は、これでございます。
どうやったら普通の物語が描けるのか、試行錯誤する一年になりそうでございます。
本年最初の物語。
ご覧いただければ幸いでございます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!己の道をただひたすらに突き進む! おじさんの熱い一日を追え!
今話題の「あの映画」を未だ観に行けていない自分を心底悔いました!
正月に胃腸炎で寝込んでいる場合じゃなかった。
三連休に熱出して寝込んでる場合じゃなかった。
読後にその後悔に苛まれましたが、今はこうも思います。
映画を観る前にこの「おじさん」を鑑賞できてよかった。
何故ならば、映画を観た後でもう一度読み返せば、まったく違う印象で「おじさん」を鑑賞する楽しみが待っているだろうから。
このレビューだけ読むと、一体何のことやらとお思いになることでしょう。
「あの映画」をすでに観たという方も、これから観るという方も、あるいはまったく興味がないという方も、どうぞこの掌編を手に取って中をご覧下さい。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!泥沼に足を取られそうになりながらも、哀しい顔をしないおじさんに拍手!!
私もつい最近、輝かしいロックスターの半生を描いたこの映画を観てきました。
輝かしく華やかなステージの上と、その裏側の主人公の人生とのコントラストの強烈さに、言葉を失いました。必死に音楽を追求し、自分自身を破壊しかけ、最後の力を振り絞って輝く彼の壮絶な半生には、ただ拍手を送る以外ありませんでした。
この物語は、そんな素晴らしい映画を観に行く「おじさん」の物語です。
人生というものの哀しさ。寂しさ。寒さ。この物語の中で、「おじさん」はその重く醜い部分だけを、たった一人で演じます。
それでも。
周囲からどれだけ冷ややかな視線を受けても、哀しい顔を一切見せることなく、おじさんは前を向いています。…続きを読む