概要
転生者は勇者ではない。ただの侵略者だ――。
ザ・セブンルール――。
それは、異世界に転生した地球人に課せられる唯一のルール。しかし、その規則はあまりにも自由すぎた。異世界にある『惑星ヴァルス』に転生者として送り込まれるのは、原則的に日本人の少年少女のみ。彼らは謎の女神たちから超常の力を宿した転生武具を授かり、自由気ままに冒険する。
だが、圧倒的な武器を手にした子どもたちは、強大な力に溺れ、他者を傷つけ、醜い心を無限に増長させていく――。
魔法の源である精神共鳴元素『シメレント』が大気に満ちる惑星ヴァルスは、剣と魔法と、神と魔獣が存在する幻想世界。そして転生者たちは、惑星ヴァルスの神々に気づかれないように密かに増え続け、その数はすでに数万人を突破していた。
『これはもはや侵略だ』
永き眠りから目覚めた絶対