★★★ Excellent!!!
遅すぎた。地球から転生してくる侵略者どもに気付くのが…… かえる
異世界(惑星ヴァルス)に転生させられる地球の人々。
転生する際に7つの(ゆるい)ルールを言い渡される転生者達。地球の神々は、ずいぶんと長い時間を掛け、異世界(惑星ヴァルス)へ転生者を大量に送り込んできていた。
さて第1話を読むと分かりますが、アーサー・ペンドラゴンの台詞回しに「へ? 異世界なのに英語?」と感じられる方も多いと思われますが、作者様のミスではありません。そのまま読み進めて下さい。
~第5話まで読む~
という感じです。私は色々と本を読むのが好きです。本の虫、活字中毒だと自覚するくらいです。なのでこの作品はすごいです。(意味不明)
前置きが長くなりましたが、この作品の特筆する点は【設定】であり【プロット】であり【このまま書籍化してもいいんじゃね?】です。
一人称視点の主人公目線で、読み手が主人公的な作風が多い中、三人称視点で紡がれる綺麗な文章。メインプロット、サブプロットの交わり方、全てにおいて昨今乱発されている書籍化作品を上回るクオリティです。
あ、忘れちゃいけないのが主人公ネイン。彼は異世界(惑星ヴァルス)の住人ですが、とある事情から慣れ親しんだ地が、地球(ネインから見れば異世界)から知らないうちに侵略されていたことを知ります。
当時8歳だったネインは来るべき日に備え、壮絶な7年間費やし心身ともに鍛え抜き、地球人を殲滅するための準備をし終わるところから物語が始まります。ネイン強い。
最後に。0話を読み飛ばすように作者様からの注意書きがありますが、雑な言い方をすると家電の取説。良く言えば辞書。もっと良く言えば練り込まれた設定集。
ネタバレが苦手な方は読み飛ばすことに同意しますが、そうでもない方は、分からない独自設定、初見の独自単語などは0話を開き【ctrl + f】で検索しましょう。
より深くこの物語を楽しむことができる…
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