こちら、アイスベルグ公国鉄道警備隊！～彼と私の三日間～

公暦５８７年１２月。北方の大国アイスベルグ公国は、相変わらず厳しい寒さに覆われていた。しかし、人々の表情はどこか明るい。戦争が、終わったのだ。自国の勝利によって。勝利に浮かれた人々の熱は、公国全土を包み――無論、公国鉄道警備隊も例外ではなかった。戦士たちが故郷へ次々と帰省する中、第一部隊隊員リディア・イーリス少尉は故郷への道を閉ざされてしまう。このまま彼女はひとり寂しく宿舎で年を越すのか――と思いきや、第一部隊率いるエドウィン・アルスター大尉も一緒に「留守番」するという。あの高慢で、ナルシストで、しかしどこか憎めない男が何故！？……こうして、二人の短い共同生活が始まったのであった。
本編全四話完結。
今後はおまけ話など…更新するかも(未定)