殺人は粉雪と共に

悪を悪として捉えず、それどころか人を人としても描かず、もっと言えば世界の常識を斜に構えて鼻息で飛ばすくらいの姿勢で書かれているのが最大のポイントであり魅力。

軽いタッチで書かれてはいるけども、奥に潜む筆者の思想が随所に現れていて思わずツバを飲み込む場面も。

読めば狸の見方が変わる物語。

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