概要
子どものころ、夜の階段が怖かったという人に。
夜な夜な階段に現れるカラスに怯えるタダシくん。彼の一場の経験を描いた童話です。
おすすめレビュー
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- ★★ Very Good!!作者様の意図したことではないのかもしれませんが
冒頭二行。月明かりの射す夜の階段で、ショーペンハウアー(本物)があの眉間と下唇の下にシワの寄った顔でこっちを見ながら座っているのを想像して吹き出し、腹が捩れるほど笑いました。
おかげでカラスの姿とあの何かを渋るようななんとも言えないショーペンハウアーの顔が二重に連想されて、立ち去る時のセリフもなんというかシュールでおかしく聞こえました。
個人的には非常に面白くインパクトも強かったのですが、童話というか児童文学的な話の流れや「暗い階段が怖い」というお話とはそれてしまって残念でもありました。
ですがショーペンハウアーのインパクトは非常に強かったですし、可愛らしい話でほっこりしました。
ありがと…続きを読む