象徴性と、詩的な余韻を兼ね備えた爽やかな一篇です。そのまま子供の無意識に入り込んできそうな最高の児童文学です。
「好きな本」 不思議の国のアリス:ルイス・キャロル 十月の国:レイ・ブラッドベリー ソロモンの指輪:コンラート・ローレンツ 「好きな音楽」 バッハ:…
階段上を愛する一羽のカラス「ショーペンハウアー」と、階段上を愛する1人の男の子「ただし」くんとの物語。普通の人には、ただの黒々としたカラス。但し、ただし君ににかかっては、一人の女の子のように、カ…続きを読む
冒頭二行。月明かりの射す夜の階段で、ショーペンハウアー(本物)があの眉間と下唇の下にシワの寄った顔でこっちを見ながら座っているのを想像して吹き出し、腹が捩れるほど笑いました。おかげでカラスの姿とあ…続きを読む
タダシくんの前に立ちふさがるショーペンハウアー。意を決して彼に話しかけてみるが……。懐かしい、夜の階段を恐れていた子供の頃を思い出しました。わたしも怖くていつも妹とあがっていました。こう…続きを読む
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