意外なものをなおすリメイクショップのストーリー

張り巡らされた謎が明らかになるとき、心が補填されたような気持ちになりました。

新興宗教への依存や共依存など、現代社会の闇に近付くなかで、主人公の病みも浮かび上がります。

読み手は主人公および主人公が関わる人物たちの正体を終盤で知ることになり、理解し得たとき、リメイクショップの役割を知ります。

亡き者、在りし者を繋ぐショップの扉は、開く人の性質によって非常に重いかもしれませんが、心の闇色を和らげるようなラストの感動を、ぜひ知ってほしいのです。

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