少女と氷狼の最大公約数が温かい。

孤独な少女が氷狼と出会うところから物語は始まる。

設定が活かされた、ファンタジーならではの葛藤や壁が描かれており、細部まで創りこまれた世界観が伝わってきます。
異種族だけれど心が通じて、異種族だから越えられない壁があって。

『だけど』と『だから』の果てに、導き出された最大公約数。

それが読後に温かな感情を残してくれました。

心がぽかぽかする異世界ファンタジー。ぜひご覧いただきたいです。

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