眠れぬ夜には、恋歌を

作者 眞城白歌(羽鳥)

凍てつく世界を溶かし出す、温かな愛の物語

  • ★★★ Excellent!!!

本作で多用される詩的で優雅なレトリックの数々は、幻想的な世界観と溶け合って一つとなり、キャラクターの純粋で真っすぐな想いを余すところなく我々の心に伝えます。
それはまるで印象派の描き出す風景画を思わせるような繊細な筆致。
どこかあやふやでありながら、どこまでも真実であることを我々に予感させます。
六千字という短さも、できる限り無駄を省いた結果としてであり、物足りなさは一切ありません。
むしろその分純度が高まっており、シンプルかつソリッドな読後感を得られることは、間違いないでしょう。

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