ホラーではなく、ラブコメ!←ここ重要!

 ある日、自宅アパートの郵便受けに、生首が入っていた。しかもイケメンで、性格は紳士的で好意的。貴方なら、どうする? 主人公は自宅にその生首を、勢いで自宅に入れてしまった。そして始まる奇妙な生活。しかも生首は、主人公よりもその土地に詳しい。だから、AIスピーカー並みに、話しかければ、的確に周辺情報を教えてくれる。
 「近くに本やある?」
 「大学の近くに深夜までやってる本屋があります」
――、こんな感じ。
 生首は行かなければならない場所があるはずだが、思い出せないらしい。徐々に生首との生活に馴染んでいく主人公。しかし、別れは突然訪れる。
 そして、第3話で、がらりと物語の印象が変わる!
 設定はホラー的だけど、れっきとしたラブコメだった。
 読みやすい文章で、意外性も抜群だった。

 是非是非、御一読ください。

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