キャラたちによる作品紹介も - タイトル変更のお知らせ（純太）

タイトル変更のお知らせ

純太

　近況報告でやれ、と言われそうですが、作品にした方が伝わりやすいので。

　幕末坂高校剣道部の青春編である『美少女剣士と野獣』。このタイトル、第一章だけを短編として投稿したときにつけたものを、そのまま全体タイトルとして残していたんですが、内容と合わなくなる第四章の投稿を前に変更することにしました。

　新しいタイトルは……

『桜咲く！ハイスクール武士道』

　本作の舞台・主人公である「桜坂高校剣道部」を単語ごとに言い換えつつ、第一章および全体のヒロインである「浅（あさ）村（むら）咲（さき）」の名前を入れ、恋の花咲く感じを匂わせながら「現代のサムライたち」というテーマを示しています。

　ついでに、あらすじも全面的に変えました。

　（あらすじ）

　恋も青春もぶった斬る！５人の「現代のサムライたち」

　天才的な才能を持つ美少女、どＳなイケメン、一途で愛らしいお調子者、田中、そして「野獣」と呼ばれる男……高校剣士たちの恋と青春を描く連作短編。

「なんか、僕だけ扱いおかしくないですか？」

「田中はそれで十分だろ」

　ヴォン、ヴォン……（謎の男が木刀を振る）

「豪太、殺す！」

「咲、せっかく美少女と紹介されたのに……」

　そんなわけで。

　第一章　美少女剣士と野獣

　都内４、５番手の剣道の強豪校、私立桜坂高校に浅村咲が入学してきた。中学剣道日本一、類い希な美貌を持つ「美少女剣士」としても知られる咲は、剣道部の部室を訪ねると、言った。「いちばん強い人と勝負がしたい」。副主将の伊（い）吹（ぶき）涼（りょう）介（すけ）は「それは天（てん）童（どう）豪（ごう）太（た）だ」と教えながらも、戦うのはやめておけ、と言う。「あの人の強さは人間の領域じゃない。あれは野獣だ」。咲は豪太と戦うことができるのか！？

　第二章　モブですらない私の生きる道

　大（おお）園（ぞの）美（み）羽（わ）が桜坂高校への進学を決めたのは「ここでなら、あたしも剣道部のレギュラーとして活躍できて、全国大会にも出場できそう」と思ったからだ。ところが、その高校に中学剣道日本一、美少女としても名高い浅村咲が入学してくる。圧倒的ヒロインに公開処刑される日々。好きになった先輩も奪われそうになって、美羽はとうとう決断する。「あたし、剣道やめる」。そして、アルバイトを始めるが……。

　第三章　大きなトドの小さな恋

　女子剣道部２年、藤（とう）堂（どう）有（ゆ）里（り）には忘れられない思い出がある。９歳の春、父に連れられて訪れた警察剣道の道場、そこで出会った少年剣士。時代錯誤な風貌をした彼は、扉を開けると言った。「いちばんつえーやつと勝負がしてぇ！」。有里の胸に今も刻まれるその姿。１１歳の「あの男」が「日本一の剣士」を相手に暴れまくる！

　そして、これから投稿しようとしているのが「田中」を主人公とする物語。

　第四章　田中、日本一の兵

　新人戦の準々決勝、レギュラー選手を負傷で欠いた桜坂高校剣道部は「田中」こと１年の真（さな）田（だ）秀（しゅう）一（いち）を副将に抜擢する。剣道歴８ヶ月のダサメガネ、敵は彼を侮っているが……。秀一こそ「日本一の兵」と称えられる名将・真田幸村の血を引く漢（おとこ）だった！　『真田太平記』を下敷きに、初心者・秀一が強くなっていく姿を描く。