その偶然の出逢いは、刻を流された必然の繋がりを超えて、未来を変える……
- ★★★ Excellent!!!
橋の上で佇むヒロイン、通りがかりの彼が見つけた。自ら命を絶ってしまいそうに思えたから……。
必死に働いていた、もうひとりの彼。ヒロインとは兄妹のような境遇を過ごしていた。
物語は、この三人の視点で進んでいく。
それぞれの出逢い、境遇、想いが、複雑に絡まりあう。それが、ヒロインの身の上に起きた過去の事故によって、少しずつ解れていく。
この三人が行きつく未来は……?
時系列までもが複雑に交差しているが、読むことに労力は必要ない。だからこそ、読みやすい。
視点が話ごとに移ろうが、それすらも伏線に繋がっているのだろう。
読み終えると同時に、すべてが理解できると思う。
この流れで、ハッピーエンドに持ち込める作家さまの腕は、実にお見事!