稲妻トリップ

作者 リエミ

74

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★★★ Excellent!!!

この『りゅうの』の話と合ってるかは、チョット微妙だけど。

俺の当時の同僚から聞いた話。

その同僚は博多の人で地元でバーテンダー。その同僚のある友人もバーテンダーで、昼間に寝て、夜から早朝にかけて仕事でアパートを留守にする。

がしかし、ある日、その彼が熱を出してしまい、どうしても出勤出来ない。バーに連絡をしてその日は結局休みを取った。


布団の中で安静に寝ていたら、夜の何時かはハッキリと覚えていないけれど、誰かが玄関を開けようとしている音に気が付いた。
そして何と玄関のドアを開けて入って来た。

その布団の中で寝ていた友人は、そのまま布団に潜り、不審者の様子を伺っていた。
その不審者の男は部屋に入るなり、冷蔵庫を開けて食材を出し、台所で料理をしだした。
布団の中の友人に背を向けている男に、一気に飛びかかり見事に捕まえた。その友人は空手の有段者だったのね。

捕獲した後に119番で直ぐに警察に来てもらい、逮捕して貰ったけど、その友人は鍵を掛けるという事を全くしていなかったという事実。ダメねえ。

しかし、それ以前に友人が一番気味が悪かったのは、その男が部屋に住んでいた一ヶ月間の間、その友人は異変に全く気が付かなかった事だ。

その男はその友人のアパートに、彼が仕事に出て行く時間を見計らい、すれ違いで部屋に侵入。その後はテレビを観たり、料理をしたり、シャワー浴びたり、布団で寝ていた一ヶ月間。部屋を出る時は自分のゴミは持って出て、絶対に痕跡を残さない完璧ぶり。
その頃には男は大体の時間を分かっていたから、その友人が部屋に居るとはまさか思わずに入って来た。勿論その友人の休みの日も把握。

食事も飲み物も、バレない様に常に微妙に取っていたとか。


布団や食器を、全く見知らぬ男と一ヶ月に亘り共用。

コワッ!

★★★ Excellent!!!

時間は、人と人を繋げる要素があるかも知れないと、考えさせる作品だった。
あえて繋がると表現したのは、過去は変えられない、でも 未来は変える事が
できるとは一般的に言われていることですが、過去におきる事象は、
避けれないとしても、人の繋がりには影響を与えることが可能な気がした。
それも含めて運命的な人生を送る結果になるのだろうと思えた作品でした。
ネタバレしないように言葉を選んだのですが、とても面白い作品なので
上手く伝えられないのが残念ですが、是非読んで見て下さい。

★★★ Excellent!!!

 橋の上で佇むヒロイン、通りがかりの彼が見つけた。自ら命を絶ってしまいそうに思えたから……。
 必死に働いていた、もうひとりの彼。ヒロインとは兄妹のような境遇を過ごしていた。

 物語は、この三人の視点で進んでいく。

 それぞれの出逢い、境遇、想いが、複雑に絡まりあう。それが、ヒロインの身の上に起きた過去の事故によって、少しずつ解れていく。
 この三人が行きつく未来は……?

 時系列までもが複雑に交差しているが、読むことに労力は必要ない。だからこそ、読みやすい。
 視点が話ごとに移ろうが、それすらも伏線に繋がっているのだろう。
 読み終えると同時に、すべてが理解できると思う。

 この流れで、ハッピーエンドに持ち込める作家さまの腕は、実にお見事!

★★★ Excellent!!!

 いま三話時点ですがとても気に入ったのでレビューさせて頂きます。
本当のことを言うと一話時点で実力の高さはにじみ出て感じたのですが、ついつい次々と二話、三話と読み進めてしまいました。

 簡潔で切れの良いすっきりとした書かれ方が気持ちいいです。
 適切な時に相応しい表現を出せる作者様なのだと思います。

 四話、五話も楽しませて頂きます。ありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

カクヨム初心者です。ほとんど最初に読んだ作品です。
それがこんなにクールな作品で嬉しいです。
たくさんの工夫が生きていますが、特に私が好きなのは人物像を深入りせずさらっとしかも印象深く描いてあるところです。想像の余地が残されています。
文章は詩的な佇まいが貫かれてあり、1行空きの行間が効果を上げていると感じました。

★★ Very Good!!

登場人物3人が複雑に絡み合い、見えない物語の全体像がゆるやかに浮き彫りになっていく様は、素晴らしいの一言です。この物語を説明するのはとても難しい。でも、読めばその面白さは伝わるはずです。

いい意味でクセがある文体なので、読者を選ぶかも知れませんが、こっちがクセになってしまうという面白味のある文体です。
皆様も一度、味わってほしいものです。

★★ Very Good!!

過去と現在、そして未来が干渉し合う。干渉しあって、そして世界は作られて、壊されて、再構築されていく。
タイムスリップものとは少し違う、静かに世界が変わっていく様をよく表した作品でした。

世界は我々が作っているのだ。それがどんな世界だとしても、どれほどに理不尽で、不条理な世界だとしても。それは我々が望んだことであって、地面に落ちた茶碗などではない。
でも、もしやり直せるのなら。未練を残してくれる彼女の声が二次元から聞こえてくる。未練を残して、そしてそれを遂行してしまうのだから、とても憎い、憎くて羨ましい。

僕が憎く、そして羨望しているのだから、この作品はとても冷たくて、無機質で、それでも美しく感じるのかもしれない。