稲妻トリップ

作者 リエミ

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★★★ Excellent!!!

 いま三話時点ですがとても気に入ったのでレビューさせて頂きます。
本当のことを言うと一話時点で実力の高さはにじみ出て感じたのですが、ついつい次々と二話、三話と読み進めてしまいました。

 簡潔で切れの良いすっきりとした書かれ方が気持ちいいです。
 適切な時に相応しい表現を出せる作者様なのだと思います。

 四話、五話も楽しませて頂きます。ありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

カクヨム初心者です。ほとんど最初に読んだ作品です。
それがこんなにクールな作品で嬉しいです。
たくさんの工夫が生きていますが、特に私が好きなのは人物像を深入りせずさらっとしかも印象深く描いてあるところです。想像の余地が残されています。
文章は詩的な佇まいが貫かれてあり、1行空きの行間が効果を上げていると感じました。

★★ Very Good!!

登場人物3人が複雑に絡み合い、見えない物語の全体像がゆるやかに浮き彫りになっていく様は、素晴らしいの一言です。この物語を説明するのはとても難しい。でも、読めばその面白さは伝わるはずです。

いい意味でクセがある文体なので、読者を選ぶかも知れませんが、こっちがクセになってしまうという面白味のある文体です。
皆様も一度、味わってほしいものです。

★★ Very Good!!

過去と現在、そして未来が干渉し合う。干渉しあって、そして世界は作られて、壊されて、再構築されていく。
タイムスリップものとは少し違う、静かに世界が変わっていく様をよく表した作品でした。

世界は我々が作っているのだ。それがどんな世界だとしても、どれほどに理不尽で、不条理な世界だとしても。それは我々が望んだことであって、地面に落ちた茶碗などではない。
でも、もしやり直せるのなら。未練を残してくれる彼女の声が二次元から聞こえてくる。未練を残して、そしてそれを遂行してしまうのだから、とても憎い、憎くて羨ましい。

僕が憎く、そして羨望しているのだから、この作品はとても冷たくて、無機質で、それでも美しく感じるのかもしれない。