ロマン溢れる重厚な群像劇

主人公が異世界転生する作品なのですが、それをしたのが量子コンピューターで、更にそのまま相棒ポジションとなる個性的な始まり方をします。
他にも、獣、魔導、無限機動と呼ばれる飛行戦闘艦、とワクワクするものが多い世界観。
魔導戦も無限機動同士の戦闘も格好良く、SFとファンタジー、それぞれのロマンが詰まっています。
設定や理論が綿密に造られていて、それだけ独自の用語もあって難しい部分は多いのですが、それだけのこだわりの強さと奥深さが感じられました。
凄惨な場面もあるシビアな世界で、キャラクターのそれぞれの生き様が丁寧に描かれている作品です。