個室の中で二人きり

少女と少年、二人の視点から展開するので、それぞれの気持ちが伝わってしまい、それが余計に胸が苦しくなるようでした。
読後の余韻が、不思議な感じです。このままではいけない、このままでいてほしい、そんな感情に、掻き回されるかのようでした。
印象的な夕日の描写が、より一層、美しく悲しく、物語を彩っています。