「逢魔が時」に起こる怪異、それに向かうは・・・・・・

 ある日の朝、雷でも落ちたかのような音でたたき起こされた主人公、伊薙海斗。
 天井には大きな穴、部屋は散乱していて、気が付くと彼の中にはミサキという女の子の幽霊(?)がいた。
 まさに史上最悪の目覚めだったでしょう。
 しかし着替えやらなんやらが大変だったかと。

 後になってまた史上最悪、いやある意味史上最高の目覚めもありますがね。
 いや、やっぱそれはまずいか、彼にとっては。

 幼馴染二人や部活の先輩、後輩に好かれる海斗。君、何気にモテるね。
 と、その彼女達に振りかかる、「逢魔が時」に起こる怪異。 
 そして彼女達それぞれの心にある闇の部分。
 海斗とミサキがそれらを一つ一つ解決していき、話は進んでいきます。
 
 怪異の後ろにいる敵、それはいったい?
 それと幽霊(?)のミサキ、彼女は何者だ?
 そして最後は、行逢い・・・・・・それは読んでからのお楽しみという事で。
 まあおそらく「何だとー!?」となるかも。

 全体的に読みやすく、ほのぼのな部分もあればシリアスあります。
 妖との戦闘シーンも良いです。
 祝詞やら勾玉やらも出てきて、その手の雰囲気が出ています。
 
 あと、「絶刀・神威一閃」という技、これ好きです。
 本当に。
 
 読めばきっとハマると思いますよ。
 皆様ぜひぜひ、読んでみてください。

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