メイジ

 メイジをメインクラスに選択した段階で、魔術系のスキルを極めていくのは確定したようなもので、どのクラスの魔術を主に行使していくかという違いはあれど、大別すれば魔術で攻撃するか魔術で支援するかしかない。さすがにアコライト系の魔術であれば発展性の観点からメインアコライトに軍配があがるが、それ以外の魔術を使うつもりならメインクラスの第一候補になるだろう。逆に、魔術を使わないなら絶対に選ぶべきではないクラスであり、呪歌やポーションなどの”魔術でもほぼ同じことができてしまうスキル群”を扱ってしまうと大変悲しい現実が待っている上、仲間からも「それ魔術でよくね?」とあしらわれてしまうので、余程のドMでもない限りお勧めしない。魔術を使うなら選ぶ、魔術を使わないなら選ばない、という意味では大変シンプル。



▼ウィザード

 一応、エンチャント系魔術を始めとする支援魔術も覚えるものの、ウィザードを志す冒険者の目当ては九分九厘《フレイムクラック》《フロストプリズム》《ルインストーム》の複合属性魔術に《精霊乱舞》を乗せることだろう。光や闇の魔術や《テンペスト》なども独自性があって良いのだが、サロゲートやルイネーター魔術による代替や《異才:ウィザード》での取得可能性があるので、ウィザードにしかできないビルドとなると、やはり複合属性魔術になる。

 複合属性魔術は派手で大変宜しいのだが、前提スキルを追っていくだけでスキル枠の大半が埋まり、なおかつメジャーは魔術をぶっ放すことしかしないため、特殊なビルドを組みづらいという柔軟性の無さは致し方ないか。



▼ソーサラー

 ウィザードが柔軟性が無いのに対し、ソーサラーはその辺自由すぎるくらい自由である。上記のとおりウィザードに進むとウィザード魔術を極めるほかないのだが、こちらはメイジ魔術だろうがサモナー魔術だろうが貫通魔術だろうがなんでもござれ状態で、ダメージに特化する、バステなどの搦め手に特化する、支援に特化して攻撃を一切行わない、といった様々なビルドが組める。

 ダメージに関しては《三重並列詠唱》《連続高速展開》のおかげで最終的にはウィザード(エレメンタリスト)をも上回るダメージ量を叩き出すことも難しくない上、これを支援に使ってもプリースト(ビショップ)と同等以上のメジャーバフを掛けられるだろう。メジャー以外のタイミングの魔術を中心に据えて、メジャーは回復連続魔術なんてことも可能で、アコライト系以外の支援魔術師ならソーサラーチョイスがいいだろう。

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