アコライト

 支援の雄であるアコライトは、パーティ構成によって多少の変動はあれど、最低限必要なスキルは《ヒール》と《プロテクション》くらいなもので、それ以外は非常に自由にビルドができる。もちろん、支援の最高効率を求めようとすると選択肢は狭まるのだが、回復とダメージ軽減を取っていればアコライトとしてそれなりの仕事はできているので、残りの枠で独自性のあるコンセプトを突き詰められる。《アフェクション》もどんな変態ビルドであっても必ず役に立つスキルであり、”最低限の支援をする”ことだけ留意すれば、それなりのビルドでもパーティのお許しは得られるだろう。尤も事前の相談なくアコが超変態ビルドをしてきたら困りものだが。



▼パラディン

 特化型のクラスではなく、攻撃も防御も支援もという感じのスキル構成になっているので、どうしても他のクラスの劣化型になりがちな悲しいクラスなのだが、通常から少しひねった特殊ビルドをする場合には、かえってその特徴が有利に働くこともある。何せ、パラディン時代に必須となるスキルがあまりなく、それゆえスキル枠をサポートクラスにガンガン回せるという後ろ向きな利点があるのだ。

 数少ない必須スキルの中では、何と言っても《インペレイティブ》の存在が際立つ。これだけでパラディンになる価値があると言ってもよく、変なビルドをしようとするとセットアップが被ることはよくあるので極めて優れたスキルである(ので《異才:パラディン》で奪われがち)。

 また、一応万能ダメージブーストもあるので、特殊攻撃しつつ支援に回るなんてこともできなくもない。



▼プリースト

 パラディンを凌ぐ支援の鬼であり、メジャーでの支援もさておきながら、《プロテクション》《ビジテイション》《シーリィ》などのメインプロセス外の支援スキルが軒並み強力である。魔攻プリという構成も無いではないが、大半は支援特化で運用するはずで、メジャー以外の仕事(=突っ立ってるだけでできる仕事)が多いことから、メジャーを他のクラスのスキル(もちろん魔術攻撃も含め)で埋められるので、王道ではないビルドにも向いている。

 ただし、プリーストのスキルがただただ強力すぎて、中途半端なサポートクラスの支援スキル群を持ってきても、普通にプリーストを組んだ方が強い、になってしまうことがあるので注意を要する。そういった場合は、いっそ優秀なスキルが最初から取得不能なシーフなどでの構築をお勧めする。

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