「ピーター・パン」のイメージが激変します

誰もが知ってるピーター・パン。
語り手はあの王道の悪役、フック船長……の若かりし頃。
なぜ彼は海賊の船長になったのか。なぜ彼らは永遠のライバルなのか。
それにはこんな怖いお話があるのです。
フックの語りからピーター・パンのセリフ回し、ネバーランドの不穏な雰囲気。どれをとっても素晴らしく、背筋が寒くなります。明るく元気なサブタイトルとのギャップもまた効果的です。
全世界の子どもに夢を与えるあの名作ファンタジーをここまでダークにできる筆者の脳内に感服します。とにかく読んで!としか言いようがありません。

その他のおすすめレビュー

柊圭介さんの他のおすすめレビュー1,173