恋って別に恋と呼ばなくてもよいのだし、恋だと気づいていないだけなのかもだし、その人その人の中にある感触を大事にすればよいだけなのだなあと、そう思った作品でした。ああ、恋ってよい
最近疎遠だった幼馴染の菜々子が、海で死んだ。留守電に「失恋した」とメッセージを残して。聖良は菜々子を理解し真相を知るため、恋をしてみようとする。いきなり個人的な話ですが、恋愛小説が苦手です。…続きを読む
※レビューを書くつもりがこの作品への恋文になってしまったので、そのようにご覧いただければ幸いです。この作品をまだタイトルしか知らなかったとき、正直に言ってしまえば「恋愛ものかな……ならあまり縁は…続きを読む
心から生まれいでた何らかの感情があるとして、それに名を付け、定義するのは誰か、そして、感情を定義するとはいったいどういうことなのか。これはとても健全でまっとうな「青春小説」であると思う。主人公、…続きを読む
疎遠になっていた幼馴染・菜々子の死をきっかけに、主人公・聖良は彼女の足跡を辿り死の真相を確かめるため、自分に好意を寄せる同級生の青井と「恋」をしようとする。性的マイノリティの苦悩を軸に物語が展開…続きを読む
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