恋って別に恋と呼ばなくてもよいのだし、恋だと気づいていないだけなのかもだし、その人その人の中にある感触を大事にすればよいだけなのだなあと、そう思った作品でした。ああ、恋ってよい
これは恋に焦点を当てながらも、人が人とどう向き合っていくかを描いたヒューマンドラマだ。恋、それはある人にとっては崇拝するものであり、麻薬であり、とても大きな感情だ。特に主人公達のような10代の学…続きを読む
※レビューを書くつもりがこの作品への恋文になってしまったので、そのようにご覧いただければ幸いです。この作品をまだタイトルしか知らなかったとき、正直に言ってしまえば「恋愛ものかな……ならあまり縁は…続きを読む
心から生まれいでた何らかの感情があるとして、それに名を付け、定義するのは誰か、そして、感情を定義するとはいったいどういうことなのか。これはとても健全でまっとうな「青春小説」であると思う。主人公、…続きを読む
高校三年生の聖良が、疎遠となっていた幼馴染み・菜々子の死の報せを受けるところから、この物語は始まる。ドライな聖良とは対照的に――言葉は悪いが、菜々子はいわば「恋愛脳」とされるような人物だった。そし…続きを読む
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