【期間限定ネタバレあり】キャラクター紹介と公開できなかった簡易エピソード

 いつもお世話になっております。


 更新前のお茶濁し会。

 今回は登場キャラクターの紹介と裏設定とか本編で話す機会を失った設定の公開です。

 233話まだ読んだ人向けですが、たまに読んで無い人も読む方がいるのでネタバレ要素含まれている部分はあるのでなんとか画面を指で隠して読んでください。

 紹介キャラクターは内容解説が意外と多く、イット、コハル、ロイス、サナエルの重要人物に絞ります。

 好評なら他キャラクターも書きます。


 それではどうぞ!



◯イット

・種族:人間


・性別:男


・役職:付加魔法使いエンチャンター


・暇つぶし方法:物の成分分析

 理由は好物に記載。


・内面に関して:内向的主人公

 生前の生い立ちから自己肯定感が低く、物事ネガティブに捉えがち。ただ地頭は良く、追い込まれるほど打開策を考える力を発揮し一か八かちの決断力も高い。

 常識も持ち合わせているが自己否定の考えが根本的にあり、自分の命を軽んじる自己犠牲精神が強い。だいたいの仲間を救う選択肢で自分の何か失うような選択をして自爆特攻をしていく。

 寿命を削る事をコストが安いと思っているので、躊躇なく禁術を使ってしまうのもその傾向の現れ。

 転生している事も死の恐怖を薄めている要因になっている。

 弱腰だが理屈っぽく物事の整合性を合わせるのは得意で意外と交渉に対して強い。

 しかし、人間関係等の不規則な駆け引き事は苦手で特に恋愛弱者。コハルと出会わなければ一生童貞だった。


・好きな食べ物:回復薬

 特段好き嫌いは無いのだが、第1章でマチルダからもらった回復薬をエナジードリンクと表現していたように、生前エナジードリンクを欠かさず服用しカフェイン中毒になっていた。

 しかし、転生後にカフェインを含む飲み物が回復薬と紅茶ぐらいしか無くしかも高価。

 なんとか安価で生成出来ないかと第2章終了の段階で考えており、ガンテツ屋で働きながら近場の薬屋で薬品学の勉強もひっそり行っている。

 お店専売のスカウトギルド産の回復薬も改良しながらカフェインを増やせないか試行錯誤していたが、それは上手くいかなかった。


・好みのタイプ:母性溢れる女性

 母親に2回捨てられている経験から母親に対するコンプレックスが有り、実はマチルダが彼の好みであった。

 コハルとは精神年齢が離れ過ぎているのと昔の飼い犬の名前を付けてしまったが故に青少年編まで恋愛対象としては意識してなかったが、コハルの身体と心の成長に意識せざるを得ない状況になった。


・戦い方:元ネタがザ・フラッシュ

 彼の活用しまくった音速の世界に行く為の身体の情報拡張ステータス・エクステンドは洋画や洋ドラマ等で登場する高速で戦うヒーロー「ザ・フラッシュ」が元ネタです。魔法を使える上に強化される事も相まって肉弾戦以外で高速に戦うになったのはオリジナリティ出て良かったなと思います。

 基本は攻撃魔法を主軸に戦いますが、人数が多い場合は付加魔法によるバフとデバフを使い分けて相手を撹乱し、近接戦闘も最低限こなせる特訓をコハルと共に行った為近接戦もいなして得意の距離感を確保する事が出来ます。

 付加魔法使いだけど万能型な冒険者でした。

 ただ無益な殺生は好まず、死に至りづらい魔法を好んで使う為魔法使いの中でも地味な魔法が多い。

 最終戦では修行をしていないが聖職者の奇跡も魔法に組み込み、禁術を使う戦い方をする等、付加魔法使い以上の戦いをしてくれた。


・作者から:陰キャ主人公

 ネガティブ思考だが、自分の弱さと向き合って前に進む成長型主人公として好きです。

 このシナリオはあくまでイットの一人称で進んでいるので気付きづらいのですが、客観的にみると強引で普通とは感性や価値感が違う部分を意図的に作ってあり、読者が入り込みつつ離れたりもする独立した存在としても意識して書いています。

 イットはアイデアマンで戦闘意外の交渉戦でも強いです。

 所々に出てくる心の中の「カチッ」音は彼の脳のシナプスが繋がる演出で、推測や解決を導き出せる思考能力が高い事が非常に主人公として素晴らしい点でした。

 いろいろ書いてきた中でもかなり頭が良く頼りになる主人公で、メンタルが多少弱くても作者としても安心のキャラです。

 彼の弱点はツッコミもボケも弱く、ギャグがかなり難しく終始暗いです。

 彼で笑いを取るには番外編とかを作ってキャラ崩壊させるしかないのですが、その余裕はありませんでした。

 それこそカフェイン中毒者になって奇行を起こしてくれないと笑いが取れないと思います。

 そこだけイットを活かして上げられなかったなと反省しています。陰キャめ……

 でも、かなりお気に入りの主人公です。



◯コハル

・種族:ワーウルフ


・性別:女


・役職:格闘家グラップラー


・暇つぶし方法:散歩

 少年期編辺りで書かれていないがイットを無理矢理連れ歩き、休みの日は2人で散歩をしていた。

 暇が出来れば近場をウロウロして寝泊まりする周囲に何があるのかを確認している。


・内面に関して:元気な成長するヒロイン

 作中でイットの1番身近にいる女の子で、章事に性格や内面が複雑化していくヒロイン。性格が純粋無垢から発情期、そして弄り幼馴染に代わり、そして恋人、妻へと変わっていく。

 作品内で最も成長が描かれているのがコハルちゃんだと思います。

 基盤は明るく、イットの人生と共に歩む相棒として近い距離感をずっといる女の子。

 イットへ信頼が高過ぎて過大評価が凄まじく、彼が出来ない事も出来ると言いふらす。

 考えるのが苦手だが考えようとはしており、イットが近くにいたらすぐに頼って思考放棄するのが悪い癖。

 向上心が高い分、嫉妬心も実は強く、ソマリとイットの仲を疑ったりイットに模擬戦で負けると悔しすぎて暴れたりもしいた。

 

・好きな食べ物:肉料理

 とにかく肉ならなんでも良く、生肉でも食べられるが人族社会に溶け込み肉料理を好んで食べるようになった。

 現実世界の犬は玉ねぎやニンニク、チョコレート等を食べると食中毒を起こすが、ワーウルフ及び大概の魔物は設定上人間に近い消化器官があるため食べる事は出来る。

 ただ、生の玉ねぎはそもそも嫌いでイットの皿に移していた。


・好みのタイプ:強い人

 戦って自分よりも強い異性を好む傾向が根幹にある。幼少期にイットから助けてもらってからゾッコンだが、出会い方が違ければ彼を好みのタイプと認識しづらいと思われる。

 冒険者に誘拐されず、アサバスカで生活していたらムキムキマッチョのオスに惹かれていたはず。

 ある意味1章の出来事がなければイットとコハルが結ばれる事はなかった。


・戦い方:元ネタはナルト

 格闘家の中でも打撃技主体ストライカーという立ち位置で蹴りを主軸に戦うまさに純格闘家。因みに柔術や受け身投げ技を主軸に戦う者を守備技主体フローカーと設定してありイットの近接戦闘がそれに近い。

 地上戦だけでなく、イットに足場を作ってもらい空中線もこなせる。空中で何度も蹴りを入れたりする等、某忍者漫画を想像して書いていたので雰囲気似てるかもしれない。

 コハルの格闘術は2章後のガンテツ屋で働いている時に、常連の冒険者のつてで格闘術を教わり役職診断機通り格闘家の道へ進んだ。

 ワーウルフは基本武器を使って戦う為、実は種族の中でも珍しい戦い方である。

 感覚派の彼女により才能が開花し、4章終盤のアサバスカ編で同種の武器を持ったワーウルフの大柄のオス2匹(シグマとロー)を素手で同等以上の力をみせた。

 逆にガンテツ屋で働いていたにも関わらず、武器の扱いはイットよりも下手で早々に剣士への道は諦めて正解だった。

 感覚でいつも戦っている分、必殺技名が無い事を実は悩んでいた。


・作者から:1番好きなヒロイン

 今作のキャラクターの中で1番好きです。

 胸が1番大きいというのもあるけれど、なんか湿度の高いドロドロした今作を1番華やかにしてくれた存在だと思ってます。

 イットの隣にほぼ彼女がいるし、離れていてもきっと明るく振る舞っているんだろうなと思える安心出来る存在でしたね。

 ヒロインでしたが、正直彼女がいろいろ強すぎてコハルが活躍するとイットの影がどんどん薄くなるのがちょっと難しいバランスでしたね。

 ちゃんと彼女を守るムーブをイットも出来たのでなんとかなりました。

 最後の戦いにあまり参加させて上げられなかったのは設定上しょうがないにしろちょっと失敗したなと思ってます。

 子供が産まれてなかったガンガン戦っていただろうに……

 一応語られなかった設定が1つあり、アサバスカ編で登場したワーウルフ3人衆(シグマ、ロー、パイ)とコハルは血縁であった。

 シグマがコハルの匂いで自分の匂いに近い事を感じとったのが、集落にイットも招き入れた要因の1つになっている。

 アサバスカ編最後母親の死とベノムからの報告を受けた後、少しの間集落で寝泊まりさせてもらった。その時互いの尻の匂いを嗅ぎ合い血縁者である事が発覚した。(人族社会の感性を持ったコハルは集落の人々から尻の匂いを嗅がれる恥辱を受けることとなった)

 その後シグマ、ロー、パイ、コハルは生き別れた兄妹達であり今までの出来事をしっかり語り合い、イットもそこでようやく集落に受け入れられたエピソードが一応ある。

 この時点でシグマには子供がおり、タウの事を軽く紹介されていた。(いろいろ有りすぎてイットとコハル、そしてタウは互いの事を忘れてしまっている)

 というエピソードがありました。



◯ロイス(旧名:ロイス・チェルス / 転生後:ロイス・リド・フリュートル)

・種族:人間


・性別:男


・役職:魔法騎士ソーサラー・ナイト


・暇つぶし方法:ぼーっとする。

 実は誰もいない時にぼーっと空を見上げて、異世界に来た事を実感していた。


・内面に関して:人間不信であり自力作善

 作中内でイットに独白を語っているが、あれがほとんど本心。

 過去世界の虐待やイジメにより、異世界に来た後も虚構世界にいる感覚に陥っており、イット以外の人間へあまり感情移入していなかった。

 正義感に対する憧れは持っており、マーベルのスパイダー◯ンを彼自身意識し、2章の段階で白い仮面を被り王都ネバをの治安を守る謎のヒーローのように人助けをしていた。

 サナエルからもらった力で何でも出来るようになったが、彼があまり人を信用しない性質から、何でも1人こなす癖がついてしまう。

 人間関係等でも「自分が何とかする」という意識が強く、才能ともらった能力のせいで作品が進むに連れて彼の孤独感は増大していく形となってしまった

 ただ、唯一本物の人間だと思っているイットに対しての意見はすぐに受け入れたり等、本来は素直で謙虚な人物。

 生前の憧れややり残した未練が沢山あり、転生後に全力でそれをやっている。


・好きな食べ物:ピザ

 生前、シリアルとランチャブル(当日1ドル)とバナナとピザとフライドチキンしか食べておらず、特にピザが好きだった。

 転生後、いろいろな料理を食べることが出来たがピザが料理として存在しておらず、昔の曖昧な記憶を頼りに作ろうとしていた。

 隠れてパン職人から記事の作り方を学び、ピザ窯を庭に作り、試行錯誤をしながらピザを作って家族に振る舞ってい成功と失敗を繰り返していた。

 あらゆる能力が高い彼が唯一苦戦を強いられた出来事。勇者でなかったら異世界でピザ職人を目指していたかもしれない。


・好みのタイプ:距離感をとってくれる人

 生前は恋愛感情が生まれる前に死に、転生後の生活から徐々に感性が成長していった。

 周りからもてはやされ育ったが、ロイスが人間関係に疲れている事を察した人物がおり、それは専属のメイドの1人だった。

 そのメイドは気を使いながらも付かず離れずの距離感を保ってくれ、メイドに対してロイスは自覚していなかったが唯一転生後に心を開いてた人物であった。

 その人物伝いでシャルをメイドに加えてもらったり等、いろいろ世話になっていた。

 シャルがロイスの専属メイドになった後、元々のメイドは違う仕事に配属されあまり関わらなくなったが、彼自身気付いていないがそのメイドは彼の初恋の人となる。


・戦い方:器用万能

 イットが出来る事は全てが出来る事が前提になり、ベノムやソマリが使う奇跡も高次元のレベルで使える。

 剣の一族の血と訓練も学び戦いに関しては本当に高レベルで何でも出来る鬼神となっていた。

 今回本当蛇足となってしまったのが彼の職業が魔法騎士ソーサラー・ナイトであり要は騎士なのだ。

 馬術にも長けており本来乗馬しながらの剣技や魔法を使って戦う事が彼の本来の戦い方なのだが、彼が強過ぎるあまり彼の戦う相手は馬が危険になる事が考えられる。馬を守りながらの戦闘ならば馬はただの足手まといになってしまう。

 そして屋内で乗馬は難しい。

 最終戦はドラゴンに乗って戦わせようと思っていたのだが、ドラゴンよりロイスの方が圧倒的に強いので噛ませ犬になってしまうと途中で気づき、彼は結局戦闘では魔法のホウキにしか乗っていない。

 むしろイットの方が乗馬をシーンが多く、ぽっと出ワーウルフのタウに跨り絶妙なコンビネーションでロイスを撹乱している。

 今回の作品でなろう系主人公って乗馬と相性悪いなと思いました。

 強過ぎると馬を守らないといけない。

 イットぐらいの程よい強さが機動力を得られると画が映えますね。

 最終戦はドラゴンに乗らず、イットの上位互換である事を意識する為、能力だけでなくイットよりも過酷だった旅の象徴として戦利品の魔道具達と魔法、後半は彼の力である剣技と奇跡、イットと同じ禁術、魔王の力でアシストをもらって戦う1人なのに多勢で押さえつけられないパワーと死んでも生き返るしぶとさで暴れ狂ってもらいました。

 強さで例えるとラストエ◯クサーを惜しみなく使って、アルテマウ◯ポンをいくつも持ちながら、コンテニューしまくってくるレベルMAXの主人公というゲーム世界で相手したくない敵というイメージで書きました。


・作者から:ライバルというより親友

 ロイスの思想や境遇に対して好評のコメントを多く頂き、キャラとしての完成度の高さは良かったと思います!

 ありがとうございます!

 能力や人間性は高いけど、境遇からくる考えの甘さ心の壁なんかでバランスが取れていたと思います。

 もっとイットと対立するかと思ったのですが、彼に対するロイスの矢印方向が強かったので能力差をあまり感じさせない非常に仲の良い関係になってしまい、言うほど劣等感がでなかったように思ってます。

 もっと陰鬱感を出したかったのですが……

 ロイスに対して語っていない話としては、「家族関係」と「白の仮面」の2つを本編で出し切れなかったのそこを話します。


☆家族関係

 剣の一族(フリュートル家)の長男として生まれ姉が4人いる。初の長男であり家族全員から非常に喜ばれ溺愛された。

 過去の名前と同じなのは、産まれた時に占い師が提供する赤子が触れて自分で決められる命名専用のウィジャ盤(上流階級の縁起物とされている魔道具)を使い、赤子のロイスがなんとか前の名前と同じものを選んだ。

 その後、話せるようになった時点で両親に転生者である事を打ち明けると更に溺愛度が加速し貴族達に話が通り過ぎて、国中、世界中に広まっていった。

 4人の姉からも女性の好意に近いレベルで可愛がられ、関わる異性からもてはやされ、王女からも好意を寄せられ彼の人間性不信度も年が経つに連れて積み上がっていってしまった。

 4章最後のイットの提案が通っていったのはロイスを溺愛するフリュートル家が各方面に根回しした為。


☆白の仮面

 恵まれ過ぎた環境にいたロイスだが、魔王を討伐する目的は忘れておらず外出も自由に出来ない為、外界の情報が手に入りづらかった。せめて国内の状況だけでも夜な夜な抜け出した所、王都ネバも治安が良い訳ではなかった。

 暴力沙汰の多い冒険者界隈やスカウトギルド等それらで傷つく人々を目にしたロイスは、ふと生前にテレビで観たスパイダー◯ンを思い出す。

 マスクを被って人知れず犯罪を防ぎヴィランを倒すヒーロー像が思い浮かんだ。

 彼は姉の1人からもらった存在感を薄める魔道具「白の仮面」を内緒でもらい、目を盗んでは王都ネバの城下街へ出て憲兵よりも先に犯罪を防いでいた。

 街の間では仮面男が悪人を懲らしめるヒーロー怪人として都市伝説となる。

 スカウトギルド内では仮面男の正体に気付いていたが、手に負える相手ではなかった為、ベノムは関わらないように指示をしていた。

 ある日、昼の城下街の風景を眺めていたロイスだが、路地裏から雷の魔法が上空へ放たれたの確認する。

 今までになかった違和感を覚えたロイスはすぐに銀色の仮面を被り飛び出していく。

 そして2章第49話に繋がる。



◯サナエル

・種族:天使


・性別:女


・役職:大天使

 天使階級の下級天使から大天使になりたてで信仰まだ少ない方だが、人類繁栄の為に尽力している。


・暇つぶし方法:言葉の練習、発声練習

 本当は語尾が「なのです」と言ってしまう癖があり、大天使となってから自分の癖を直すように意識している。

 でも時々「のです」まで出てきてしまう。

 本編でも出てきてしまっている。


・内面に関して:上からの圧力がかかりつつ、下界の人間の事も考える中間管理職。

 元気で明るくそして真面目に職務を全うする大天使。感性は彼女の過去の経緯で人族よりの考え方に近く、出来る限り人類の手助けをしようと考えている。

 権限がまだ少なく出来ないことが多い為、不満の声も受けている。

 特にイット達の2つ前に転生させた3代目勇者(アンジュ達の家族を巻き込んだ銃の勇者)がかなりの問題児でそれを投入してしまった事に対し別信仰の大司教クラスの人物達(主にベノムや旧ガブリエル教団)から不信感を抱かれてしまっている。

 しかし、3代目の暴走を止める事にも迅速に行動し、4代目勇者は人格者を人選。

 更に5代目となるイットとロイスの2人を投入するなど失敗を活かしている。

 ただ、大天使になってから人間の醜さにも多く触れており、少し病んできていたりする。

 時代の流れで魔物も人族側に付く種族が増え、奇跡は基本魔物には使えないのだが、サナエルは優しい心を持つ者であれば奇跡を渡す事がある天使の中でも柔軟な思想を持っている。そこも古参の聖職者から賛否が分かれる要因になっている。

 そしてうっかりミスも多く天国の上司から怒られてもいる。


・好きな食べ物:カレーパン

 下界に始めて落ちてしまった時に食べた始めての食べ物がカレーパンだった。

 その衝撃から旧世界では定期的に食べに出かけていた。

 今の新世界になってからカレーパンがなくなったが「パン」と「カレーみたいな料理」は存在しており、それを合体させて油で揚げる発想を誰か思いつかないか、人類に期待している(原則として天使は人類に干渉し過ぎてはいけない為)。


・好みのタイプ:優しい人

 特に恋愛へ強い興味が無いのだが、心優しい人にとても好意的に接する。

 騙されやすい性格でもあるので、悪い男にそそのかされると破滅するタイプ。


・戦い方:すばせかのユ◯ュア

 設定上呼び出されないと戦いに参加出来ないのでバトルシーンはほぼ無い。だいたい上空から光の槍と共に敵の頭上へ串刺しにする。この見た目はDSのゲーム「すばせか」に登場するキャラクターの攻撃エフェクトを参考にしている。厨二心をくすぐるかっこよさがある。

 またちょくちょく奇跡を使っているが、「偉大なる祖」を省略しているのは自分が偉大なる祖、上位存在である為である。


・作者から:世界観リンクのかなめ

 彼女はネタバレしないと語れない為、ここから注意。

 今までいろいろ濁していたが、彼女は2016年に書いた「天国つうしんぼ」に登場する「サナエルちゃん」と同一人物で1億年後の姿です。

 天国つうしんぼはコチラ↓

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881354393

 天使つうしんぼ時代は元々ガブリエルの愛弟子の天使であったが昇格し、同じ大天使となって成長した。

 天国つうしんぼ時代も奇跡をいくつか使っており「偉大なる祖」がついていないのは上記の内容の通りになる。

 作中に出てきたサナエルに関する設定の解説はコチラ。


☆ジンクス

 第4話のサナエルが「ワンちゃんを救う人に悪い人はいないと私の中のジンクスが言っているのです!」と言ったのは、天国つうしんぼの主人公テルオの死に様と同じ事を言っている。


☆輪廻転生とイデア論

 141話からのソマリから聞くこの世界の神話についての説明は、天国つうしんぼの世界観設定と全く同じ内容。

 天国つうしんぼでサナエルがテルオに話した内容とソマリがイットに話した内容は順番事全く同じ。


☆死に際の男の神話

 142話でソマリが語る神話に出てくる台詞。


「誰かが自分に求める価値なんかどうでも良い。自分が目指したいって思った大切なものって言うのは……」


「自分が納得出来た、悔いの無い人生のことなんだ」


 これは天国つうしんぼの主人公のテルオが一億年前に言った台詞と一緒。



 こういった感じの裏設定がありました。

 天国つうしんぼは読まなくても全然大丈夫な内容ですが、細かい設定を知りたい人はどうぞ!

 サナエルに関して、昔はドラえもんみたいなポジションと話していましたが今は……

 やっぱりドラえもんですね。

 前は主人公でしたが、今作ではサブキャラになって更に便利マンになったと思います。

 可愛いかと言われると……うーん。

 コハルちゃんの方が可愛いと思ってます。




 以上イット、コハル、ロイス、サナエルの設定解説でした。

 インフルエンザにかかってしまい執筆が遅くなっていてすみません。

 頑張ります。

 また時間がかかりそうなら、次はベノム、アンジュ、ソマリ、マチルダのヒロイン勢の設定解説したいです。

 頑張ります!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

”それ” は劣化チートおじさん バンブー@カクヨムコン10応援 @bamboo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ