ジャズが流れているカフェで、恋愛小説を読んでいるような。

この物語のメインはもちろん、主人公花音が出会うことになる恋。

なのですが、物語で使用されている素敵な楽曲の数々、何度も出てくる美味しそうな料理の描写(夜中に読むのは注意です)、それらがうまく合わさって本当に引き込まれます。

曲のほうは、本文に示されているURLから聴けるものもあり、より物語に入り込めます。
恋の相手も候補の方は二人いるのですが、それ以外の男性も素敵な人ばかり。このジャズクラブ本当にあればいいのに、と思いました。それくらい皆さん素敵。



花音は最初、控えめで悩みがち。でもそんな彼女が少しずつ、前向きに行動するようになっていく。

明日から自分も頑張ってみようかなんて、そんな希望ももらえるような、そんな作品でもあります。

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