どこまでいっても一緒にはなれない。儚い恋物語です。
- ★★★ Excellent!!!
タイトルにあるメンガーのスポンジ。
それが本作のすべてであります。
難しい説明は頭の隅にでもおいやって、物語に集中してください。
最後にはきっと理解できますから。
男には結婚を決めた女性がいます。そして彼女以外にも想い人がいます。
現実世界でも少なからずこうした男女の関係はあります。
しかし本作の「彼」は関係をきちんと精算したうえで、結婚することを心に決めているのです。それだけでも数多ある男女のいざこざを考えたら、大したものです。
そして「彼」は、想い人との最後のクリスマスイブを過ごします。
これから先、もう交わることのない彼女と共に――。
序盤に難しい文章が続きますが、理解などしなくていいのです。
ただ感じてください。
この切ない物語を。